人も鳥も吸収されてる件(4章 浜離宮&芝離宮恩賜庭園)★皆さんのご意見募集中 | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

都心のカモ場最終章は、おなじみの浜離宮恩賜庭園へ。

元々ここは徳川将軍家の鷹狩り場であり、

以前にも紹介しましたが、鷹と一緒に休める茶屋があったりもします。

年始には鷹狩りのデモンストレーション(?)が行われるとか。

 

当時の鷹狩りでは、主にカモがターゲットだったらしく

カモ狩りの際に使われていたモニュメントが数多く残されています。

(当時のままではないかもしれませんが)

 

 

 

 

 

 

元祖カモ場ということもあって、確かにカモの数・種類は豊富です。

特に森に囲まれた内陸の池(庚申堂鴨場)に多いのですが、

あいにくここはバードウォッチングを目的とした公園ではないため

谷津干潟なんかにあるような近距離で撮影できる観察窓は存在せず、

立ち入りも厳しく制限されているため、鳥を探すにはあまり適しません。

 

よって、必然的に潮入の池か横堀、あるいは水門外の運河で探すこととなります。

上のホシハジロ(左)とハシビロガモ(右)も、潮入の池で撮ったものです。

 

 

 

 

 

 

一方で運河にはカンムリカイツブリが。

こちらは池ではなくまんま東京湾なので、海の水鳥も飛来するようです。

他にはホシハジロの集団が訪れていました。

 

 

 

 

 

雑木林の中を歩けるのも、浜離宮の大きなメリット。

六義園にも森林はありますが、今回あちらは人口密度が高過ぎて

鳥がほとんど出てこなかったので、単純比較はできませんが

野の小鳥を探すのであればこちらの方がおススメかもしれません。

 

 

 

 

 

実際、アオジがこの日も何度か園路に現れました。

何気にこの日撮影したのは浜離宮だけです。(鳴き声は聞こえたのですが)

 

 

 

 

 

天気が悪くなり始めていたので写りがイマイチですが

ツグミも飛来していました。いよいよ生物相が冬らしくなってきましたね。

 

 

 

 

 

 

中央でぱっくりと2股に分かれたイチョウの大木(左)と

結構な存在感を放つツワブキ(右)です。

このツワブキが1株だけなのか、それとも集合体なのかは不明ですが

いずれにしても冬庭において確かに目立つ植物と言えますね。

 

一通り撮影して回った後、徒歩で芝離宮恩賜庭園に移動します。

 

 

 

 

 

浜離宮~芝離宮のルート上にあったポケストップ。

まあ、確かに大胆ではあるかもしれませんが……。

 

 

 

 

 

この日最後の訪問スポットとなる、芝離宮恩賜庭園です。

清澄庭園と同程度のそこそこ広い水場があるのですが……↓

 

 

 

 

 

あいにくカモの数は少なく、いたのもキンクロハジロスズガモだけでした。

これだけならばまあ近場の浜離宮に吸収されたんだろうという気がしますが

気になったのが、インバウンドも含めて

人間のお客さんまで吸われていたこと。

同じ都立庭園として、面積だけなら清澄庭園の方が狭いのですが

あちらは朝からかなりの数の来園者がおり、見学ツアーまで実施していました。

カモの数・種類も多かったですしね……。

 

確かに近接する浜離宮と芝離宮を見比べた時

面積も緑の濃さも前者の方が圧倒的に上ですし

何より解放感がありますので、散策するなら前者を選ぶのもまあ当然かな(汗)

(ビルに囲われていて飛びにくかったのが、カモが少なかった一因かも?)

 

ちなみに各庭園の入園料につきましては、

六義園と浜離宮が300円、清澄庭園と芝離宮が150円となっています。

 

 

 

 

 

 

紅葉が進んでいた一方、まだキキョウの花が残っていたり(右)。

上記のとおり周囲を高層ビルに囲まれているため、やや閉塞感は感じますが

(浜離宮もビルに近いですが、ビルがあるのは一方角のみで海側は開けています)

大久保家の大名庭園という歴史もあり、植物は豊富で見ごたえはあります。

 

 

 

 

さて、4章に渡って都心のカモの観察記録を届けてまいりましたが

所感としてはホシハジロが最も多く、次いでキンクロハジロがよく見られたと感じました。

今回のエリアでの記録数をまとめると、以下のような感じです。

 

ホシハジロ>キンクロハジロ≒スズガモ>ヒドリガモ>オナガガモ>

>ハシビロガモ>オカヨシガモ>ヨシガモ>マガモ≒コガモ>ミコアイサ

 

これはあくまで2019年12月1日というたった1日の

私個人の観察記録に過ぎませんので、参考資料とするには弱過ぎます。

そこでぜひ、本ブログをご覧いただいている皆さまに知恵をお借りしたく思います。

東京に限らなくても構いませんが、以下の11種のカモの内

皆さまが普段よく見かける順番を教えていただけますでしょうか?

 

1.オカヨシガモ

2.オナガガモ

3.キンクロハジロ

4.コガモ

5.スズガモ

6.ハシビロガモ

7.ヒドリガモ

8.ホシハジロ

9.マガモ

10.ミコアイサ

11.ヨシガモ

 

お手数おかけしますが、私1人では限界がありますもので

何卒ご協力をお願いいたします。

 

 

 

 

【12/1 不忍池~浜離宮恩賜庭園ほかで撮影した生きもの】

青字は冬の渡りで訪れたカモ

 

≪上野恩賜公園・不忍池≫

オオセグロカモメ、オオバン、オナガガモ、カワセミ、キンクロハジロ、コサギ、スズガモ、ダイサギ、ドブネズミ、ヒヨドリ、ホシハジロ、ユリカモメ、、ヨシガモ

 

≪清澄庭園≫

アオサギ、カルガモ、カワセミ、キンクロハジロスズガモヒドリガモホシハジロミコアイサ

 

≪六義園≫

アカミミガメ、オオバン、カルガモ、キンクロハジロ、ヒヨドリ、ホシハジロマガモ

 

≪皇居のお堀・北の丸公園・日比谷公園≫

アオサギ、オオバン、オカヨシガモ、カイツブリ、カワウ、キジバト、キンクロハジロ、ゴイサギ、コゲラ、コサギ、シジュウカラ、ダイサギ、ハクセキレイ、ハシビロガモヒドリガモホシハジロ、ヤマガラ、ヨシガモ

 

≪浜離宮恩賜庭園≫

アオサギ、アオジ、オオバン、オナガガモ、カイツブリ、カルガモ、カワウ、カンムリカイツブリ、キセキレイ、コガモスズガモ、ツグミ、ハクセキレイ、ハシビロガモホシハジロ、ムクドリ、メジロ

 

≪芝離宮恩賜庭園≫

オオバン、キンクロハジロスズガモ

 

 

【12/1 東京カモ場めぐり中に捕獲したポケモン】

アチャモ・・・1

アノプス・・・1

イーブイ・・・2

オムナイト・・・1

クラブ・・・1

ケイコウオ・・・1

コイキング・・・1

コイル・・・1

タマタマ・・・9

ディグダ・・・8

ドードー・・・8

ニドラン♂・・・3

ニドラン♀・・・2

ピカチュウ・・・3

ヒコザル・・・1

フシギダネ・・・2

ポカブ・・・5

ポポッコ・・・1

マクノシタ・・・1

マメパト・・・2

ミジュマル・・・1

ミツハニー・・・10

ミネズミ・・・1

メノクラゲ・・・2

ヤドン・・・1

 

都会の公園・庭園というだけあって、基本どこに行っても成果は挙がります。

強いて言うなら浜離宮は史跡が多くて広く、ポケストップも多いので

狩り場としては適しているように感じます。清澄庭園もいいかもしれませんが

園路が狭くて他の方の邪魔になる恐れがあるので、あまりおススメはできません。