これほど望遠レンズがほしくなった日は……(21世紀の森と広場) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

昨年秋に足を運び、バードウォッチングに再度行くと宣言していた21世紀の森と広場

冬鳥シーズンとしてはかなりギリギリでしたが、ようやく行くことができました。

最近急に暖かくなってきたので、いよいよ本当に冬鳥も旅立ち時かも?

 

 

 

 

 

 

池あり、湿地あり、程よく樹木あり……と、ここの自然生態園(上写真)は

バードウォッチングにはちょうど良いスポット。

実際、カメラを下げた人はほとんどこの周辺か自然観察舎(後述)に常駐していました。

ヒヨドリ(左)やセグロセキレイ(右)はごく普通に見られます。足元にはツグミの姿も。

 

余談ですが、花芽を食うヒヨドリやメジロは

時に造園会社や公園管理者には忌み嫌われる存在でもあります。

まあしかし、ここは生きもののための自然生態園ですので

このくらいは普通に許容されているでしょう。きっと。

 

 

 

 

 

自然生態園の浅い池にて。

羽化したばかりのカゲロウのようなものが見られました(左に脱皮殻がありますね)。

具体的な種名は、羽化したばかりで体色も異なると思われますし、

この写真だけではちょっと判断しかねます。

 

 

 

 

 

この日も前回同様、何かフェスティバルを開催していました。

和太鼓の演奏会だったようです。この他にも小学生らしいグループをはじめ、

複数の団体が出演していました。

 

 

 

 

 

そんな賑やかなステージの真上に、ノスリの姿が。

ちょっと飛んでいる位置が高すぎましたかね……。

でも何気に、背中側が写ったのはちょっと珍しいことかも。

(いつも腹巻模様のあるお腹側が写ることが多いので)

 

 

 

 

 

このノスリ、数羽のカラスに追われていました。

身体のサイズではオオタカよりも若干劣るノスリにとって、カラスは危険な相手。

こんなふうに集団で迫られては、逃げるしかありません。

 

 

 

 

 

 

風景にはまだ冬っぽさが残るものの、やはり3月後半ということもあってか

自然度の高さの割りに冬鳥の数はあまり多くありませんでした。

1月くらいに来ていたらまた違っていたのでしょうが、その辺は来年にとっておきましょう。

一応、ジョウビタキのオス(右)が池近くに何度か現れました。

 

 

 

 

 

池の中島に、1羽だけオシドリの姿を確認。

遠目でやや逆光だったためか、少しくすんで見えますが

それでもオシドリであることははっきりとわかります。

 

ちなみに周りにいるのはオカヨシガモです。この池では一番多く見られたかも?

キンクロハジロなどの都心でよく見るカモ科と比べると個体数は少ないはずですが

ここを始め、境川遊水地公園や新横浜公園など、

コンスタントに集団が見られるスポットはそれなりにあります。

 

 

 

 

 

さらにこの島に、アカゲラが2羽同時に現れました。

ものすごく遠かったですが……(汗)。

バックが空で抜けていたので距離の割にはしっかり証拠写真が撮れましたが

ここまで遠いと性別までは判断できません。

 

 

 

 

 

音楽系のフェスでしたが飲食販売ブースも出ていましたので

食事は屋外で済ませてしまいました。

写真は、地元のお母様方が揚げてくれたらしい唐揚げ。

シンプルな塩味がジューシーな唐揚げにマッチし、大変おいしゅうございました。

 

 

 

 

 

 

春らしい風景も、そこかしこに。

左のツクシの群落は密度が凄まじく、ちょっとキモかったかもしれません……。

(小さいものがいっぱい集まっているのは苦手です(汗))

 

 

 

 

 

先日のみなとみらいの記事でUPしたクリスマスローズの写真は

ここで撮影したものです。上の写真はそこそこ株も大きくまだマシな方ですが

前回UPしたようなひょろっとした株の方が多く、率直な感想としては

せっかく花がきれいなのに勿体無いな、という感じです。

(まあ、植えたばかりでこれから大株に仕立てていくのかもしれませんが)

 

 

 

 

 

……何でしょう?この指先サイズ以下のカメムシは(謎)

初顔合わせだと思いますが、昆虫エクスプローラーではわかりませんでした。

すみません、詳しい方いらっしゃいましたら知恵をお貸しくださいませ。m(_  _)m

 

 

 

 

 

 

左は紙芝居の屋台。昭和の香りが漂いますが、

一応昭和生まれ(57年)の自分もあまり馴染みがありません。

テレビの普及もそうですが、やはり話し手の技量が問われるだけに

受け継ぐ人が少なく、衰退していってしまったのかもしれません。

ただ、この日来ていた子供達はそれなりに楽しんでいたように感じます。

 

右は……どんぐりに串を刺しただけのシンプルな独楽(独楽)です。

自然観察舎に大量に置いてありましたので、ためしに回してみました。

結構長時間回ります。技量はあまり必要ありません。

(余談ですが、あの紐を使ってまわす大きい独楽、

私は生まれてこの方一度もちゃんと回せたことがありません(汗))

 

こういう昔ながらの遊びや子供向けの遊び文化が衰退して、既に久しいですね。

今じゃTVゲームですら、スマホの普及によって流行らなくなってきたとも聞きます。

まったくどこでもスマホをピコピコ(←死語)と、一体日本はどうなってしまったのか(嘆き)

全国の大人の皆さん、本当にこれでよいのですか?(問題提起)

今こそ我々大人が、昔ながらの素朴な遊びの面白さを伝えていくべきなのです(戒め)。

 

 

 

 

 

などと説教じみたことを言いながら

ちゃっかりこっちを起動する、と。

こういう大人にはならないようにしましょう

 

 

 

 

 

そうそう、ある特定の時間限定で、自然観察舎の奥にある保全区域に

ガイドの案内付きで入ることができるようになっています。

30分くらいかけて木道をぐるりと回り、サンクチュアリを見学するというものです。

 

所感として、冬場より夏のほうが面白いかもしれません。

(トンボなどの出現率が自然観察園よりも高そうなので)

 

 

 

 

 

 

時間が30分しかなかったこともあって、然程新鮮な出合いはありませんでしたが

一応モズ(左)には遭遇しました。写真はオスですが、すぐ近くにパートナーらしきメスの姿も。

くっそ春がきやがったか(呪)

 

右は……ウラシマソウのように見えますが、どうなんだろ?

地味ですしそこまで珍しいわけでもないので山野草ファンにもあまり好かれないと思いますが

ガイドのスタッフさん曰く、意外とコアな人気があってショップ等でも売られているのだとか。

 

来週、毎年恒例の石砂山登山に出かける予定ですが

あちらではこの系統のテンナンショウの仲間はあちこちで見られます。

似ていても違う種が色々あるらしいので、今度はじっくり観察してみましょうかね。

 

 

 

 

 

で、観察舎に戻ったところで、望遠鏡でやっと見えるほどの超遠距離に

オオタカが姿を現しました。一応極限まで拡大して撮ってはみましたが……

これじゃ証拠写真にもなりゃしません(汗)

 

やっぱりカメラ買い換えないとダメなんですかね……。

前にもそんなこと言っていましたが長いこと見送ってしまっています。

次の冬鳥シーズンまでには買っておきたい気持ちもありますが、予算がなぁ……。

 

 

 

 

 

日が傾き、フェスが終わった後の広場。

飲食ブースの落し物目当てか、カラスが多数降臨。

ここまで多いと不気味ですらありますが、

子供達はお構いなしに突撃し、群れを飛ばして遊んでいました。

 

一瞬ひやりとしたものの、特にカラスの方も報復する様子はありませんでしたね。

一般的に抱かれているほど、彼らも陰湿で執念深いタイプではないのかもしれません(爆)。

※繁殖期に巣の近くを通るとさすがに攻撃してくることはありますが。

 

 

秋、早春と散策してみましたが、

環境を考えると、ここの本番はむしろ夏なのではないかと推測。

一番昆虫(特にトンボ類)の多い時期を狙い、再度訪問したいところです。

 

 

 

 

【今日のカワセミ君】

保護区の散策中と、自然観察園内で1回ずつ遭遇しました。

写真は自然観察園内で撮ったもの。保護区の個体はメスで、こちらはオス。

かなり距離が離れていますので、恐らくつがいではないでしょう。

 

 

 

【3/18 21世紀の森と広場で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、アオジ、アカゲラ、エナガ、オオタカ、オオバン、オカヨシガモ、オシドリ、カイツブリ、カルガモ、カワウ、カワセミ、コガモ、ジョウビタキ、セグロセキレイ、ツグミ、ノスリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ムクドリ、モズ

昆虫類・・・カゲロウの一種、カメムシの一種、クロウリハムシ

 

 

【3/18 21世紀の森と広場で捕獲したポケモン】

アーボ・・・2

アチャモ・・・1

アリアドス・・・1

オタチ・・・1

オニスズメ・・・1

キングラー・・・1

クラブ・・・5

コイキング・・・2

ゴニョニョ・・・1

コラッタ・・・1

コンパン・・・2

ジグザグマ・・・1

タッツー・・・1

タネボー・・・1

タマザラシ・・・2

タマタマ・・・1

チコリータ・・・1

チョンチー・・・1

チルット・・・10

テッポウオ・・・1

ドードー・・・15

トサキント・・・1

ドジョッチ・・・2

ナゾノクサ・・・1

ニドラン♀・・・1

ネイティ・・・1

ハネッコ・・・1

パラセクト・・・1

バルビート・・・1

ビードル・・・3

ヒトデマン・・・3

ヒマナッツ・・・1

フシギダネ・・・4

ホエルコ・・・2

マダツボミ・・・6

マリル・・・3

メノクラゲ・・・2

ロゼリア・・・1

 

≪総括≫

全体としては、可もなく不可もなくといったところ。

巣に指定されていたのか、ドードーが多く出ました。

公園の広さの割にポケストップが少なく分散しているため、狩りにはやや不向き。

「放置(?)、時々、起動して~♪」くらいの感覚がちょうどいいかもしれません。