江の島の昆虫スポットに着目(江の島・後編) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

昼食を済ませていつも通りに稚児が淵へ。

梅雨の晴れ間ということで結構お客さんが来ていました。

(そもそも今年満足な梅雨があったかどうかは微妙かなり微妙)

 

 

 

 

 

例のケヤリムシ。昨年初めて撮影した時と全く同じ場所で

元気(?)にゆらゆら揺れてました。まあね……動きませんからね(汗)。

 

余談ですが、イソギンチャクは僅かずつですが移動できます。

 

 

 

 

 

岩の隙間に目を向けると、そこはもうカニだらけ。

イワガニイソガニが大体7:3くらいの割合で見られます(当社比)。

 

 

 

 

 

イワガニを捕獲し、接写してみました。

磯では非常にすばしっこく捕まえる際には結構暴れますが、

写真のように上下からつまむと然程暴れることなく、大人しくなります。

もちろん挟まれる危険性はありますが、

イワガニ程度ではそれほど痛くなく、さしたるダメージにはならないでしょう。

出血沙汰になるほどのパワーを持つカニは、江の島では大型のショウジンガニくらいです。

むしろ、これを必死で撮っている私が痛いかもしれません。

 

 

 

 

 

新顔との遭遇もありました。タイドプールの一角に集団で出現。

満潮時にたまたま集団で迷い込んだようです。

正体はウルメイワシ。食用にもなるので、名前を耳にした方も多いことでしょう。

 

遭遇率 … 3
インパクト … 2 (集団なら5)
美しさ … 4
俊敏性 … 4

 

スーパー等でパックされていると気づかないかもしれませんが

泳いでいるときはご覧の通り鮮やかな青色で、なかなかの美しさ。

集団になればますます美しさを増し、印象に残ります。

写真は集団のごく一部で、実際は恐らく100匹を優に超えていたと思います。

ちなみに上にタイドプールと書きましたが、今思い出すと若干波があったような気がしますので

もしかすると海に繋がっていて、その気になれば海に出られるのかもしれません。

(ただ、ここにいた方が天敵のデカい魚が来なくて安全かも?)

 

 

 

 

 

 

この日は稚児が淵にもチョウの姿が。

なんてことはないモンシロチョウなのですが、岩場で見るのはちょっと新鮮。

この日は事前にアオスジアゲハに会っており、後に多数のチョウに出くわすなど

江の島散策の割には妙に昆虫と縁のある日でした。(くわしくは後述)

 

 

 

 

 

島内の内陸部、シーキャンドルの見えるスポット。

シーキャンドルは有料のサムエルコッキング苑の内部にあるため、

ケチな私はあまり立ち寄ることがありませんが(汗)

島内のいたるところから姿が見えるため、馴染み深い建物です。

 

 

 

 

 

そんな江の島のシンボルともいうべきシーキャンドルですが

なんと「江の島さんぽちゃん」として擬人化されています。中にはコスプレする人も。

 

 

 

 

 

一部の真面目を気取ったおじさんおばさん世代から

何でも萌え化すればいいというものじゃない……という意見もありそうですが

シーキャンドルおよび江の島のコンテンツをうまく取り込んでおり、なかなか賢いデザイン。

展望フロアが胸元にある件について、心の汚れた人間は何か思うところがあるらしい。

色んな要素が混ぜ込まれていますが、デザインの軸はぶれていないので

見ていてもあまり違和感やゴチャゴチャ感はなく、受け入れやすいキャラになっています。

 

 

 

 

 

サムエルコッキング苑に向かう途中、右手に江の島大師が見えてきます。

(入口に金剛力士像があるので見落とすことはないでしょう)

確か以前にも紹介しましたが、ここの庭は島でも指折りのナチュラルガーデン

自然の草原さながらな雰囲気で草木が植栽されており、

花の蜜を求めて多くの昆虫が訪れます。

 

 

 

 

 

 

この日はアゲハチョウが特に豊作で、写りはイマイチだったものの

クロアゲハ(左)とカラスアゲハ(右)が立て続けに出現。

アゲハだけで5種類も見られたのは驚きです。

前編に登場したアサギマダラも、もしかしたらここがお目当てだったのかも?

 

江の島散策でこれだけの昆虫に遭遇したのは、生涯初じゃないかと。

 

 

 

 

 

アガパンサスで吸蜜するキアゲハ

この花って蜜源になるんですね……初めて知りました。

(マンション空地の植栽でよく見かけますが、チョウが来ているのを見たのは初めてです)

 

 

 

 

 

 

すぐ近くの路上に唐突に出現。

特に珍しいわけではありませんが、これまた新顔です。

クロコガネといいます。

 

遭遇率 … 3
インパクト … 2
美しさ … 3
俊敏性 … 2

 

以前紹介したクロカナブンに通じるものがありますが、あちらより一回り小さく

また金属光沢もほとんど見られません。そのため、どうにも地味な印象がありますね。

夜間には雑木林を活発に飛ぶそうですが、昼間は動きが鈍重な様子。

この日も路上でボーッとしていたため、捕まえて近くの草に乗せておきました。

(放っておいたら確実に踏まれそうだったため)

 

 

 

 

 

帰り際。別に深い意味はないですが引いてみます。

(別にリア充の皆様を意識したわけじゃありません……多分)↓

 

 

 

 

 

ネタにも薬にもならない結果。お笑い的には一番ダメなパターンですね

 

 

 

 

 

でも、一番下の行に従ってこんなの買ってみました。

まだ今のところご利益はありませんが(爆)。

 

 

 

【7/2 江の島で撮影した生きもの】

鳥類・・・イソヒヨドリ、トビ、ハクセキレイ、ハヤブサ、ムクドリ

昆虫類・・・アオスジアゲハ、アサギマダラ、オオシオカラトンボ、カラスアゲハ、キアゲハ、キマワリ、クロアゲハ、クロコガネ、ナミアゲハ、ニホンミツバチ、モンシロチョウ、ルリシジミ

その他・・・アゴハゼ、イソガニ、イワガニ、ウルメイワシ、オオヘビガイ、カエルウオ、クロイソカイメン、ケヤリムシ、ダイダイイソカイメン、ナベカ、フナムシ、ホンヤドカリ、ヨロイイソギンチャク

 

 

【7/2 江の島で捕獲したポケモン】

アーボ・・・3

イーブイ・・・1

イシツブテ・・・3

ガーディ・・・3

ケーシィ・・・1

コイル・・・20

ゴース・・・3

サイホーン・・・2

サンド・・・4

シェルダー・・・3

タッツー・・・1

チョンチー・・・1

ディグダ・・・1

ニャース・・・3

ハリーセン・・・1

ピッピ・・・1

ヒノアラシ・・・1

ヒメグマ・・・2

ビリリダマ・・・16

プリン・・・1

ブルー・・・1

ポニータ・・・1

マグマッグ・・・2

マンキー・・・1

ロコン・・・3

ワンリキー・・・1

 

≪総括≫

いつもと同様に、捕獲対象種を絞り込んでアイテムと体力の消耗を軽減しました。

レア度の高いヒノアラシやシェルダー、強力なポケモンの素となるガーディやケーシィ、

もはや発生数がネタの領域であるコイルとビリリダマ。以上の3タイプが狙い目です。

配信から1年が経過した今でもなお優秀な狩り場ですが、さすがに最近はトレーナーの数も少なめ。

今年2月のように新規のポケモンが配置されたら、また活性化するかもしれませんけどね。