世界の終わりで生き残れるワザ | ココロはかき卵

ココロはかき卵

良いも悪いも思い切りてんこ盛りの東海岸の街で日々、ホームレスやmental illness、薬物依存症と向き合う日々の徒然。

今日はあるクライアントの様子を見にお家訪問。

このクライアントは数ヶ月前にステップマザーのお家に移ったんですわ。

それまではあまり誰もサポートしてくれる事の無い環境に住んでたので衛生管理も悪くお薬もあまり飲んでなくて、メンタルだけでなく身体の持病も不安定で大変だったんです。

この人がそこに住み始めて以来、ステップマザーがちゃんとサポートしてくれるか様子を見とったんですが、大丈夫そう。ニヤリ

悲しいかな、家族がクライアントを一緒に住まわすのは、クライアントの障害者給付なんかを自分の懐にナイナイするケースが多いので。

このステップマザーも高額を生活費としてクライアントから毎月取ってはいるんですよ。
ようあるパターンですワ。

一応、身の回りやお薬管理、食事などはきちんとしてるようだし、クライアントも彼女と暮らすのはいいようなので、今のところは大丈夫やな、と。

おうちもキチンと片付いていて、夕方に行くとステップマザーが夕食を作ってるいい匂いもする。

今のところは問題ナシと見ました。ウインク


クライアントの様子見のために、シェルターでもお家やどこに住んでても訪問チェックは大事ですねん。


路上生活なら、そこにも行って様子を見ますし。


クライアントのひとりが高速道路の高架下にテントを張って路上生活してた時は、薮をかき分けてそこにたどり着かなアカンこともあった。笑い泣き

クライアントはポリスに見つからんように、人が来にくい薮に囲まれた高速の高架下の空き地でサバイバルしとったんです。

拾ってきた椅子やテーブルもあって、薪で湯を沸かしたりしてた、マジのサバイバル生活。

何故か車椅子もあったなー。


絶句がトイレ。。。ガーン


ドラム缶にビニール袋を入れて、それに💩をして、後はそのビニール袋を縛って、近くの薮にポーンと放り投げてバイバイ。びっくり
ムロン、オシッコは薮ン中でOk。

思わず自分の靴裏見てイケナイものを踏んづけてなかったか確認した私。

クライアントには、アンタは人類亡びても独り生き残りそうやな、って言ってしまいましたわ。爆笑

このクライアントをシェルターに行くよう説得するんは並大抵じゃなかったです。

数年の紆余曲折を経て、この人は今、アパートに住んではります。

長い道のりやったぁー。

こういう涙と絶句のクライアント物語はようあるんです。

クライアントが何とか生活をまともな軌道に乗せる事が出来たりしたら、涙と絶句の物語も報われるちゅうもんです。

そんな報われる瞬間を信じて、まだこんなストレスまみれの商売をしてる、とも言えるかな。