来年どうするユナイテッド2_Fwのバックアップ | Analysis of football data_サッカーデータ・スコア解析ブログ

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ヨーロッパ7大リーグ出場全選手のデータを使って選手やクラブの解析をしています。

ついでに英語の練習中
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どうも、Schusseです。

今回からは、限られた予算で誰を取るかを順々に考えていきたい。

上から行こう。

まずはフォワード。ホイルンドがいるので、targetとしてはバックアップになる。ホイルンドが若いこと、さらに後ろにヒューギルとマクニールが控えていることを考えると、バックアップには中堅以上の選手を選びたい。

若い選手を取ってきてもバックアップだと成長機会を奪うだけになってしまうからね。

 

 

こちらが22-23シーズンのfwdとしての偏差値と市場価値を比較した物だ。偏差値が高い選手だけをハイライトしている。

 

 

 

右に行くほど市場価値が高い選手なので、今回は「市場価値はそれほど高くないけど偏差値が高い選手」を探したい。また、星の大きさは出場時間となる。出場時間が短い選手は偏差値の信頼性が低いので、ターゲットとしては、ある程度星が大きく、かつ年齢が行き過ぎてない選手、だ。

 

まず見てみると偏差値トップの選手4人(デパイを除く)は市場価値も高いので、ホイルンドがいる現状では手が出しづらい。

その次の集団では(テルを除くと)ラウタロはやはり高く、ネイマールはCFではない。フィルミーノは元リバプールなので対象外。となると、レヴィかグリーズマンがトップターゲットになるが、レヴィは来ないだろうからトッププライオリティはグリーズマンだ。

 

その他では、コスパを考えるとJackson、カラム・ウィルソン、オペンダ辺りだが、若い二人は偏差値の変動制が気になる(たまたま去年成績が滅茶苦茶良かっただけなのではないか、パフォーマンスの再現性があるのか)。

 

そこで、何人かについては去年、一昨年、3年前のスタッツを比較してみたい。

注意点として、昨年のデータはプレスの偏差値が全員50になっている。

 

 

まずグリーズマンだが、こう見ると昨年のパフォが傑出していることが分かる。一方、一昨年はあまりうまく行っていなかったと言える。ただ、3年前の成績も悪くないし、今年はまだデータは出していないが傑出しており、パフォーマンスの安定性にも問題はないだろう。ちなみに青は比較対象として去年のホイルンドのデータを出している。

 

 

カラム・ウィルソンも、昨年はゴールが多いが、それ以前の年で言うとインパクトは薄い。

 

 

Diaは昨年のnpg-npxG(決定率)がとんでもなく高いが、逆に言えば去年偏差値が高かっただけで安定性と言う点では物足りない。

 

 

Wahiも同様だ。とはいえ、一昨年、3年前のゴール数も悪くはないし、毎年決定力は高い。候補としては面白いと思う。が、控えにするには若すぎる。成長を阻害したくはない。

 

 

ベンゼマはスーパーではあるが、去年一気に決定力が低下した。これが一過的な物なのか、衰えなのかによって評価は大きく変わってくる。なにせ年齢はかなり進んでいる。

サウジに居るので、獲得しやすさはポジティブではある。

 

 

ハラーは一昨年のデータがない(アヤックスだったので)し、ウェストハムではうまく行かなかったので安定性を評価しづらい。今年もコンディション不良でスタメンをヒュルクルクに譲っているので、推しづらいだろう。

ポストプレーがうまいので、控えとしては重宝するんだけど。

 

 

Awoinyiは悪くない。ただ、吹っ掛けられそうな気はする。

 

 

Emboloは去年の得点・決定力は良いが、おそらくこれは一過的な物だろう。再現性は低いと思われる。ポストプレーとして考えるならある程度期待は出来るだろう。

 

 

ベン・イェデルは去年以上に一昨年の成績が高く、得点力という意味では確実に計算できる。空中戦は出来ないが、面白い存在なのは確かだ。

 

 

逆に、いつもは安定しているのに去年伸びなかったのがジェラール・モレノだ。いつもだったらオプションとして推すのだが、今回は推しづらい。ただ良い選手なのは間違いない。なにせ下がった位置でもプレーが出来る。そのため右方向の伸びが非常に良い。

 

 

Moffiは年による変動が大きすぎる。去年は決定力がとんでもなく高いが、一昨年はとてつもなく低い。ここが安定してくれたら悪くないんだけど。

 

 

最後にモラタ。

まぁ安定感はあるよね。でもチェルシーではうまく行かなかったのが圧倒的に不安。

 

他には、去年のデータしかない選手達。まぁ彼らは基本すでに獲得可能選手から漏れてしまっていたりするが、昨年の時点では評価額に対して偏差値が高かったのでデータを出しておこう。

とにかくアタリだったのはオペンダだ。

 

 

こう見ると、やはりファーストチョイスはグリーズマンだろう。

難しい場合は、ベンゼマの衰えをどう評価するかで変わってくる。ベンゼマを回避するなら、決定力ならベン・イェデル、Wahiが良さそうだが、どちらもリーグ・アンでの成績と言う点は考慮に値する。プレミアの選手が良いならAwoinyiを考えても良いだろう。

本当は、もうワンランク上の選手が必要不可欠ではあるのだが、他のpositionの喫緊性を考えると致し方ないところだ。

 

ちなみに、それ以外で面白いと思うのはセルロートだ。

昨年の時点ではそこまで偏差値が高かったわけではなかったが、今年は決定力が劇的に向上している。元々身体能力は高いので使える可能性はある。

上位互換版がギョクレシュだが、彼はもはや安価ではない。

他には、昨年はケガで対象範囲外だったシックという選択肢もある。彼の動向はボニフェイス次第だろう。

 

 

次回はウィングを見ていこう。