どうも、Schusseです。
冬の移籍市場も早くも後半戦。チェルシーが1人でやたらと張り切っていますが、肝心のユナイテッドはまだ補強1人。
ヴェゴーストは興味深いターゲットであり、上手く立ち回った方と思うが、マルシャルのコンディションが上がらないこと、サンチョは時間がかかりそうなこと、エランガは移籍させたいこと、を考えると可能ならFwはもう一枚欲しい。やはりテュラムは欲しい。
それと共に必要なのはエリクセンとカゼミロのバックアップだ。
現状、特に強豪との試合ではカゼミロの相方をフレッジが務めることが多く、彼はそれなりに使えることは証明出来たが、一方でやはりマックは酷い。特に彼は捌きの安定感が無いので、センターハーフで起用するには限界を感じる。チャールトン線(エヴァートン戦だったかも)で、途中からカゼミロ・エリクセン出て来てからの安定感は半端なかった。ちょっとマックは格違いな印象が強くなって来てしまった。
さらにおまけに、ファンデベークの今季絶望である。
そうなると、エリクセンのバックアップが出来、可能ならカゼミロのバックアップも出来る選手が緊急で欲しいところだろう。
ちなみにもう1つの補強ポイントとして右ウィングと右サイドバックがあるが、右ウィングは適切な人材を冬に探すのが難しいのとだったらテュラム取って右をラッシュ、ブルーノ、ペリストリで回すのが良さそうに思うこと、右サイドバックについては予想以上にワンビサカが計算できそうなこと、より、センターハーフよりは優先順位を落としたいと思う。
さて、では誰を獲るか、だが、候補については以前に論じたことがある。
ただ、冬となると話は変わって来る。基本的には、出場時間が短い選手、もしくは夏で契約が切れる選手だ。
結局個人的には未だにネベスが良いと思っているが、彼は契約が残り1年半だ。そう考えると、残り半年の選手に比べると交渉はタフだが、夏になれば値下がり必至なので、余地はある。
その他、契約があと半年の選手は下記の通りだ。(Transfrmarktより)
DH
CH
前にも書いた通り、30歳以上の選手は売っても大した額にならないので、契約が残り半年でも売却対象外のことが多い(そもそも単年契約のことが多い)。そこで、30歳未満の選手をハイライトしているが、DHでは対象となる選手がほとんどいないことにお気づき頂けるだろう。
ということで、狙うのはTransfrmarktではCHとして登録されている選手達になる。ここにはまだそれなりに有望な選手が残っており、特にティーレマンス、ライマー、ラビオ、ダフードは狙い目だろう。
ということで、これらの選手のラダーを確認していってみよう。
まずは筆頭候補のネベスだ。
特に重要なのは左上の空中戦、タックル、インターセプトと、右上のpass progressive yards, 右側のLong, 1/3 enter pass, 右下の10yrds completed passes, Side Change, Long key pass辺りだろう。
見ると、ネベスは守備ではカゼミロに、パスではエリクセンに劣るが、どちらも及第点の値は出せていると言えるだろう。どちらの穴も埋められる存在としては丁度良い。
もちろん、それぞれに特化したバックアッパーをそれぞれ用意出来れば、それに越したことは無いが。
ちなみにマック(赤)と比較するとこんな感じ。
残念ながらマックが勝てるのは空中戦くらいだ。
もう一人の競争相手、フレッジと比較するとこんな感じ。
フレッジの方がプレスとインターセプトでは上を行くが、Long, 1/3 enter pass, pass yards total distance, side changeなどでは比較にならない。エリクセンのバックアップを考えるならネベスの方が適任だ。
では、他の候補を見てみよう。
ティーレマンスは守備はエリクセンよりは良い。予想したよりは悪くない。ただ、プレースタイルがCH依りなので、ロングパスやビルドアップの貢献度はそこまで高くはない印象だ。
とは言え、悪くはない。
ライマーはプレスだけはやたら優れているが、ボール奪取自体が得意なワケでは無く、またビルドアップへの貢献も限定的だ。ただ、ライプチヒという特殊な戦術下でプレーしていることも影響しているだろう。
ラビオはタックル、空中戦、プレスの成績が良いが、ビルドアップ関連の成績は壊滅的だ。プレースタイルを考えれば納得のところだろう。彼はフレッジの代役としては完璧だが、エリクセンやカゼミロの代役として考えるのは少し違うように思える。
将来を嘱望されたアワール。自分は今でも良い選手だと思っているし、実際スタッツも面白いが、残念ながら今我々が求めるタイプには合致しない。どちらかと言うと細かいsドリブルを主戦場にするアタッカータイプだ。
こちらも、アワールと同様イマイチ上手くいかないケイタ。良い選手なのは間違いないけど。彼もラビオと同じで、深い位置でプレーするより、前目の位置でアクティブに動き回る方が良さが活かしやすいだろう。どちらにしろ今のリバプールからCHを取れるとも思えない。
こちらは興味深いオプションになりそうなダフード。というかドルトムントは彼の契約を延長出来なかったらヤバイのでは。
成績としては、守備もそれなりに計算できるし、ビルドアップへの貢献もそれなりに期待できる。ただ、空中戦はちょっと不安なのと、ビルドアップ系のスタッツはちょっと期待値よりは低い。その分、アシスト期待値やショートキーパスなどの、前目の位置でのスタッツに優れていると言えるだろう。エリクセンの代役としては使えるが、カゼミロの代役は流石に厳しいか。
アランバリも悪くない。ウルグアイとユナイテッドの相性も悪くない。ただ、守備のすあっつはもう少し欲しい。エリクセンよりちょっと良い程度だとかなり厳しい。
何気に面白いと思うのがイェンセン。守備、ビルドアップ共にそれなりに出来るし、去年エリクセンと一緒にやっていた(おまけに同郷)というのもプラスだ。ただ、空中戦が弱すぎるので、さすがにカゼミロの代役にはなり得ないだろう。
ということで、見た感じだと、やはりカゼミロの代役までやらせようと思うと厳しいのでどこかで手打ちが必要だ。ビルドアップに秀でており、かつ守備もそれなりに出来る選手となると、上述の中ではネベス、ティーレマンス、ダフードになるのではないか。
比べて見るとこの3人のスタッツは驚くほどよく似ている。特に、ティーレマンスとダフードはネベスに比べると守備や空中戦スタッツで劣るかと思ったけど、それほど違わないのは驚きだ。まぁダフードはプレミアに来たら空中戦とかのスタッツは落ちるだろうけど。
一方で、Long, 1/3 enter pass, pass yrds total distance, side changeなどのビルドアップ系スタッツは予想通りネベスが頭抜けている。その点加味するならやはりネベスが第一候補、ただ守備考えればティーレマンスで手を打つのは悪くない。
ちなみにshort key pass, xA(アシスト期待値)ではティーレマンスとダフードの方がネベスに勝っており、前目でも仕事をさせたければこの二人の価値はもう少し上がる。
ということで個人的なオススメはやっぱりネベス、難しければティーレマンス。
他には、ベンフィカなのでスタッツの情報を持っていないがエンソ・フェルナンデスの噂も一時期上がっていた。
個人的な印象として、若手の中盤選手の中で圧倒的にスキルがあるのはムシアラ、ヴィルツ、チェルキの3人と思っていて、この3人は特に狭いスペースにおいて立ち振る舞いが他の選手とは全く違うのだが、「ある程度以上の守備も出来る中盤の若手選手」に限れば自分が見た中ではエンソが現在一番うまいかもしれない。エンソの年齢知らないので若手の枠(今回は21歳以下くらいで考えている)に収まるのか知らないが。
特に頭抜けて上手い選手は、ボールもらってルックアップしてパスを出す先を探している時にも、ボールを見ずにちょっとずつボールに触って持ち運びが出来るので、その時点で何となくスキルレベルを推し測ることが出来る。エンソはこれが出来る選手である。
ただ、だからと言って180億はさすがに高すぎだろう。ちなみに同じ若手・中盤・100億越えでベリンガムがいるが、彼はスキルやパスに特徴がある選手ではない。むしろそこは向上すべポイントだ。
エンソは後はサイズがあればなぁ、と言った印象だ。
もしこのpositionに本気を出すなら、当然夏に挑んだ方が良いだろう。夏ならライスも選択肢に入れられる。この辺は次回以降もう少し考えて見よう。
以前の記事で、当面急場をしのぐ策として、エリクセン不在時にはショーをセンターハーフにするのはどうか、と提言したことがある。
テンハーグは私の案とは違い、ショーをセンターバックで使ったが、やりたかったことはほとんど同じだろう。リサマルが帰って来ても、ショーを中央で使うオプションは活きるだろうから、その辺りの組合せで中盤からのビルドアップについては(補強をしなくても)やりくり出来る可能性もある。
その場合問題となるのは、左サイドバックにショーを使えないことだ。マラシアは悪くないが攻撃性能はショーほどではないし、マラシアのバックアップ問題も出てくる。
もし本気で中央のビルドアップの解決策としてショーを活用しようと考えるのであれば、テレスを戻すことを考えても良いのだろうか。
テレスがユナイテッドでプレーするところをもう一回見たいし。
最後に言いたいことは、「フリーになったブリントを取れば問題は全部解決したのに!」
ではまた次回。