どうも、Schusseです。
前回までで、中盤より前の選手達のラダー比較は完了したので、今日はサイドバックを見て行こう。
全体的な傾向は以前に記事にした通り(下記参照)であるが、簡単な傾向を以下にまとめておく。
統合的に見ると、現在は左サイドバックに優秀な選手が多く、右サイドバックは相対的に人材難である。
その中で、右サイドバックではTAAとダニ・アウベスが最も優秀な成績を収めていた
ユナイテッドにおいても、左(ショー、テレス)に比べて右(ワンビサカ、ダロト)の成績が低い
上記鑑みると、ユナイテッドとしても右を補強したかったが、市場に良い右サイドバックもあまりおらず判断が難しかった。自分としては昔からウォードプラウズをここで試して欲しいと思っているところだがそういう動きもやはり無かった
これらを踏まえて、成績を比較していこう。
まずはユナイテッドの4人の比較だ。
特に右下の、Key passやxA(アシスト期待値)において、右と左で大きな差があることがお分かり頂けるだろう。
右は攻撃面であまり貢献出来ていない。
一方守備で見ると、Tackles won、Interceptいずれにおいても、ショーが1人だけやたらと成績が悪いことが分かる。ここは彼の大きな改善すべきPointだ。それらの合計であるTkl+Intも当然低い。ただ、一方で、これまではタックルマスターと思われていたワンビサカもtackle数が減ってしまっていることが分かる。テレス、ダロトの方が何と上だし、Tackles vs dribbles wonに至っては4人の中で最低だ。ショー以下である。成功率(%)でも最低だ。
ただ、Cross blockはやはり多い。ここは大きな救いだ。ちなみに、これまではクロスブロックが大の苦手だったのがショーなのだが、去年はこの点では大きな改善が見られていたらしい。本当かな。
こんな感じなので、右では総合的にダロトが既に上。左は攻撃力ならショーだがテレスも悪くなく、守備バランスも取りたければテレスという選択は十分アリ、という状態だった。じゃあテレスで良いじゃん。
では、問題の右について、ダロトで行った場合、私の希望通りウォードプラウズを取った場合、について、シティと比較するとこんな感じだ。
まず、カイルウォーカーはスタッツにするとあまり特徴が無い。凄くパスが上手いわけでもなく、クロスが上手いわけでも無く、従ってキーパスは少なく、一方で守備が凄く強いわけでもない。
一方カンセロは守備が下手なワケではない上に、パス能力は非常に高くビルドアップへの貢献は圧倒的に上だ。1/3 enter passやpass progressive yardsをビルドアップの指標として欲しい。また、ドリブルも使えるのでCarriesの値も高い。
ただ、ちょっと意外だがKey passについてはあまり秀でてはいないし、xAもそこまで高くは無い(ウォーカーやダロトよりは高いけどね)。あと、なんかやたら決定力(npG-npxG)が低い。
ではウォードプラウズ(JWP)はどうか。
彼のスタッツは非常にショーに似ていて、とにかくKey passが多く、Cross key pass, assistの成績も良い。
ただ、ショーと同じく守備面ではちょっと課題が残る。特にtackleはもう少し頑張りたいところだ。
ということで、こちらがJWPをショー、ダロトと比べた結果だ。
やはりJWPはショーと非常にスタッツが良く似ている。決定力がやたら高いが、そこはタマタマだろう。
守備で言うと、ショーよりドリブルに対するtackleは弱いが、インターセプトはちょっと多い。総じて同程度の守備力と言えるだろう。この二人を両翼に配置したら攻撃はかなり面白くなると思うが、ちょっと守備面の不安が残るので3バックの方が良いかもしれない。
ここからは、右SBの成績上位者を比較。
比較対象として可哀そうだがダロトを置いておく。
こう見ると、TAAとダニがいかに飛びぬけているかが良く分かる。特にTAAは右側のほとんどで飛びぬけちゃってよく分からない。
守備も、確かに良くは無いがショーと比べたらそんなに変わらないんじゃない?と思える。
3位のペレイラはとにかくクロスブロックが多く、これでサイドバックとしての偏差値の大部分を稼いでいるが、他にもtackle、対ドリブルtackleも高い。一方攻撃力はかなりナリをひそめてしまっている。若い時(今でも20代だけど)はもっとドリブルでグイグイ行けるタイプだったんだけどね。レスターのチーム状態も影響しているかもしれない。
フランスの二人。
クラウスは噂にもあったし、実際にユナイテッドが右を補強するなら最も現実的な選択肢だったように思う。ただ、守備面のスタッツにはやはりちょっと不安は残るかな。
Gustoは元々はもっと前目の選手だったこともあり、クロスアシスト、xAの値が評価pointだ。一方で、守備スタッツも悪くない。まだ若いので、もうちょっと試合をチェックしてみよう。
ちなみに彼についてはちょうどよく記事も出ていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5cff3beb6c9077cfbc8c7e99e34ae4e4705c404
ベテラン二人。
守備、攻撃共にある程度計算できる戦力だ。ただクアドラードは今から取るにはちょっと年齢が高い。また守備で言えばこの中ではダロトが一番信頼できる。
(実際の話をすると、今年のダロトにはそんなに不満は無い)。
イタリアの中堅2人。
デシリオはもうちょい出場機会もらっても良いと思うんだけどね。それなりの仕事はする。
ただ、見てもらうと分かると思うのだが、この辺りの選手から既にダロトとそんなに大きな違いがなくなって来る。
なので、圧倒的にダロトの上位互換狙うなら、TAA、ダニ、クラウスの3人くらいしか候補がなく、TAAを獲れるワケないしダニは高齢過ぎるので、結果論としてクラウスしか候補が残らない(フランスの成績なので下駄を履いている可能性があるが)、という状況だ。
フランスの中堅2人
Guilbertという選手は正直見たこと無かったのだが、key passの成績がとてつもなく高い。この選手はもしかしたら一考に値するかもしれない。単にプレースキッカーが多い、というだけの可能性も無くは無いけど。
スペイン
いつの間にかルーカス・ブスケツも30歳か。そしていつの間にかサイドバックもやるようになったが、セールスポイントとなるのは得点力かな。あとクロスブロックが多いのは嬉しい。
意外なほどにダロトと成績が似通っている、フランスの二人。
この二人は既に有名かと思うので特に説明不要だが、それにしてもこんなに成績似ることある???
ダロトと全く同じ仕事が出来る控えが欲しければ丁度良い選択肢だろう。
ダロトと偏差値がほぼ同じ選手。
ダロトが2つ重なっているが、ちょうどこの辺りの選手がダロトと同じくらいの偏差値だよ、ということを意味している。つまり、ここまでに紹介した選手が一応私の計算上はダロトより偏差値が高い選手(=一応ダロトの上位互換となり得る選手)、これから紹介する選手はダロトより偏差値が低い選手(=それらの選手を獲るくらいならダロト先発で良い選手)、ということになる。
CB兼備の二人
一応断っておくが、去年の成績なので、トミヤスはCBとしてプレーしていた時のスタッツになる。なので、サイドバックとしてダロトより偏差値が低いのはある意味当然である。
パヴァールはチームの特性上ビルドアップの成績は高いが、それ以外では取り立てて特徴が無い。
超攻撃的21歳
フリンポンはスタッツにすると大したこと無いが、レヴァークーゼンは彼のキャリーとドリブルに随分助けられている。特にヴィルツやデミルバイが居ない場合は、ビルドアップを彼の持ち運びに頼る場面が非常に多くなる。生命線と言っても良い選手だ。ただ、ランプティ含めて、守備とパスには大いに改善の余地がある。基本はサイドバックよりウィングバックで使いたいタイプの選手だ。
イタリアの二人。彼らもダロトに成績がかなり近い。
そう考えると、ダロトは良くやっているのだろう。カラブリアは昔はもうちょっと偏差値高かったんだけどね。今は黒子のような役割がチームでは多くなっている気がする。彼がtackleしなきゃいけない機会が減った、ということかもしれない。
ワトフォードの21歳はとにかく守備のスタッツが素晴らしい。
ただ、スタッツ見ると若い時のワンビサカに非常に良く似ている(今も若いけど)ので、現時点では獲得候補にはならないだろう。
Cashは攻撃面でも怖い存在に映るのだが、スタッツで見るとパスやクロスの成績は特段秀でていない。それより特徴的なのはクロス・パスブロックである。
ムキエレはさらに特徴が無い上にIntercepted pass, blocked pass, mistakes leads to (opponents goal)の成績がやたら低く、ピンチを招きそうな成績だ。
若いリブラメントはまだまだこれから。
マックス・アーロンもまだまだこれからだが、クロスブロックだけはやたら多い。
ちなみにワンビサカは偏差値で言うとこの辺りの選手と同等だ。
ハキミはPSG行ってからどうにも持ち味が出ない。前の選手が凄いので、彼の攻撃面での良さが出し切れていない。この役割だったらムニエで良かったような。
ダルミアンはいつもいぶし銀だがスタッツには彼の貢献は現れない。
ダンフリーズも、ポジションが前目な分得点(non-PK goals)とAssistは高いがそれ以外は今一つ。オドリオソラは完全に伸び悩んだ。今や何が持ち味かも分からない。
最後に、今回実は二人選手が候補から抜けていたことが判明した。理由は分からないが、文字処理の際に彼らはサイドバックのposition判定から外れてしまっていたらしい。
ということで、レヴァークーゼン出身ヘンリクスと、リース・ジェームズだ。
こう見るとリースの成績は素晴らしいね。パス、ドリブル、キャリーいずれも等しく使えている。パスとドリブル両方を高次元で使える選手は右では他にはいなかったように思う(TAA、ダニはほぼパス専)。ただ、残念なのは守備のスタッツが低いことだ。特に対ドリブルtackleとInterceptは比較にならない。
一方のヘンリクスはそこが持ち味だが、昔はもっとタックルやインターセプトは尖がっていた。その能力もあって、自分は彼はセンターに回した方が良いんじゃなかろうかと思っていたのだが、今年は結構CHとしても起用されていて面白い限りだ。と思っていたらテデスコが解任されちゃったんだけどね…。
抜けてはいたが、リースは獲得不可だし、ヘンリクスも取るとしても右で使う気にはあまりならないので、やはり候補にはならないだろう。
そうなると、右はやはりクラウスくらいしか候補が無く、現状ではダロトで満足、もし可能性あればこだわるけどJWPにチャレンジしてみて欲しいな、というところである。
最後にJWPとTAA, カンセロ、リースの比較を載せておく(2枚)
全体的な傾向として、守備と攻撃の両方に優れた選手というのはやはり中々存在しない。






















