水曜の夜、いつもの沢屋で出会ったのが、我が家の近所で人気焼鳥店を経営していた人。もう店は閉めてしまったそうだが、会話の中で同じ飲食業にしてお客であり、友人だったというKさんの話が出てきたのでビックリした。「ワタシもKさんを知ってますよ。かつて富士屋ホテルでシェフをしていた人ですよね」。彼とは40代のころ、近くのおでん屋で仕事終わりによく朝まで一緒に飲んでいた、いつも楽しく周りを明るくしてくれる人だった。まさかの共通の知人。だから蕨は狭い。
だが、「その後は都内の店に移って…」とワタシが言いかけたところで、「3年前に急に亡くなったんですよ」とポツリ。ワタシよりいくつか下だったので、50歳くらいか。絶句…そして喪失感と寂寥感に一気に包まれ、同時にカウンターで並んで飲んで食って喋っていたころのシーンが走馬灯のように頭の中を駆け巡った。また会いたかったし、一緒に飲みたかった…。
Kさんの死後、彼は独身だったKさんの部屋を片付け、形見の自転車を今も乗っているという。帰り際、「今日はKのことを知っている人に出会えて、Kの話ができて本当に嬉しかったです」と言ってもらえて、ワタシもちょっと気持ちが楽になった。Kさんが取り持つ縁によって、初めて会った者同士が楽しく飲んでいられることが、Kさんへの最高の供養なのかも。また、飲みましょう。合掌。
さて、POG。
3連休明けの週は1週間が短く、気が付けばもう金曜日。気持ちを切り替える間もなく週末がやってくる。特に先週は、大谷ドジャースWS連覇で日米が沸くなか、ブリーダーズカップに天皇賞ときて、月曜にJBCまであったので、天皇賞をマスカレードボールが制した感激・感動も、感情のキャパが一杯で喜びきれていない状態だ。
軽く振り返ると、天皇賞はこちらの見立て通り、古馬勢のメンバーレベルがイマイチのため3歳馬に頼らざるを得なくなり、ダービー2着マスカレードボールと皐月賞馬ミュージアムマイルの3歳ワンツー決着になった。
マスカレードボールは、馬体に風格が出て、心身ともに確実に成長していたのが頼もしく、パドックの雰囲気そのままにレースもルメールの意のままに立ち回って、自信たっぷりに抜け出してきた。ワタシにとっては、3歳PO馬での天皇賞制覇はあのバブルガムフェロー以来。そのバブルに実績では劣るが、レース内容はマスカレードのほうがはるかに強く感じた。次のジャパンCもイケそうな気がする。
ジャパンCウィークは前週が変則で月曜までの3日間開催、月曜にはワタシも東京競馬場参戦を予定している。すでにメインの東スポ杯にダノンヒストリーとゾロアストロがスタンバイしているが、他にもイナズマダイモンが午前中に出てきそうで、ついでにエムズビギンも2000の未勝利に遠征してこないかと密かに願っている。ブラックオリンピアは土曜の京都になりそうだが、エムズビギンで月曜4頭出しとなれば、ワタシにとって忘れない一日になる。

