2歳6月の新馬戦で馬券のカギを握るのは、各レースに有力馬を送り込むノーザンファームの使い分け。土曜は京都5Rが3頭出しで①②③着、東京5Rが2頭出しで①着。本日も京都5Rこそ1頭で着外に終わったが、東京5Rは3頭で①②③着、東京6Rは3頭で①②着だった。
ノーザンFワンツースリーを決めた本日の東京5Rに出走し、3着だったのが、今週の注目馬として取り上げたクライスレリアーナ。道中は中団で先行各馬の動きを見る形で流れに乗り、直線は外に持ち出して鋭い切れ味を見せたが、インからロスなく抜け出した1、2着馬には届かなかった。436㌔の馬体はまだまだ変わってきそうで、正直、ここで3着まで押し上げてくるとは思わなかったが、このあたりが「ルメール・木村・ノーザン」と母系の底力なのだろう。姉のメッシーナくらいの素質は感じたので、あとは順調な成長曲線を描いてくれることを願う。
さて、本日は安田記念。朝からいつになったら雨が降ってくるのだろうと、洗濯物同様に気になっているが、13時の時点でも曇ったまま。雨雲レーダーでは府中は14時過ぎから濃い雨雲に被われることになっており、そこからの雨量によってレースの行方も変わってきそうだ。
【安田記念】
◎⑦ロマンティックウォリアー
○⑮ヴォイッジバブル
▲⑤ナミュール
★⑩ソウルラッシュ
△②③④⑬⑰
3連単◎⇒○⇒▲★
3連複◎~○▲★~○▲★△
ソングラインが引退し、次の3歳世代以降が台頭するまで“空き家”のような状態になっているマイル路線。競馬ファンとしては、この退屈な路線に香港から刺客が2頭も、それも中距離最強馬のロマンティックウォリアーがやって来たというのだから気持ちが一気に高まる。今年の安田記念は、結果はどうであれロマンティックウォリアーが日本で走るという事実だけで十分に価値がある。当然◎を打つ。
相手は、同じ香港馬のヴォイッジバブル。ロマンティックウォリアーと比較すると実績で劣るのは仕方ないが、こちらは純正マイラーであり、実際に3走前の香港ゴールドCでは◎とクビ差の好勝負を演じているのだから侮れない。
日本馬では、ナミュールとソウルラッシュを上位視。ナミュールは前走ヴィクトリアマイルで出遅れて凡走しているが、海外帰りのひと叩きと勝手に度外視して巻き返しに期待する。ソウルラッシュは大雨なら怖いと思っていたが、東京の降りだしが遅れたことで、このまま稍重までだとモレイラの腕に頼ることになりそう。
以下、天候・馬場・展開によって浮沈しそうな△5頭を押さえておく。