土曜の中山でもディープインパクト産駒は勝てず、ホープフルSにシャイニングレイを送り込む身としては、嫌な流れを断ち切れないまま当日を迎えることになった。
ディープ産駒が勝てないということは、産駒特有の瞬発力が殺される馬場になっているわけで、勝つためにはある程度前で流れに乗って、地力の違いで押し切らなければならない。
その点でシャイニングレイの雄大な馬体は、ディープインパクトの軽さより母父クロフネのパワーが色濃く出ており、デビュー戦のように重厚さと類い稀な瞬発力が融合すれば、今の中山向きのレースが可能になるのではないかと密かに期待している。
さて、ディープ産駒受難の馬場は有馬を占う上では有用なデータとして活用したい。簡単に言えば、ディープ産駒7頭はすべて切り捨ててもいいということ。
展開を考えると、ヴィルシーナが逃げて、番手にトゥザワールドで、この2頭を壁にしようとエピファネイアが3番手を取りに行って折り合う図式が容易に想像できる。ジャスタウェイもある程度出していって、徐々に内に入れていく戦法か。レースは明らかに前を意識したスタミナの奪い合いの厳しい流れになり、エピファを目標にゴールドシップが3~4角で捲りに打って出るのを合図に先団は一気にペースが上がる。
時計的には速くなくても、心身にストレスを感じたままの潰し合いのような消耗戦。最後に問われるのはスタミナであり、地力であり、勝負根性か。そう考えると、やはり軽すぎるディープ産駒の出番はなく、勝負が決した後の3着突っ込みくらいしか可能性は薄そうだ。