カジノドライヴのPOとして1年半、陣営とともに壮大なる夢を見続けながら戦ってきた。日曜の朝、BCクラシックでしんがり負けを喫し、年内休養が発表され、POG的には一区切りついたと思っていた。
稼いだ賞金は新馬戦の700万円とピーターパンSの12万㌦。日本円にして計1900万円。この馬の能力をもってすればあまりにも少ない額である。おかげでライバルPOには喜ばれたし、私も“賞金より夢”を追いかけた代償として、ハナからリスクは覚悟していたから不満はない。ただ、できることなら米遠征に2回も出向いた以上はGⅠタイトルをゲットしてきてほしかった。ベルモントSやBCクラシックのような超GⅠは夢だとしても、数あるローカルGⅠなら手が届くだけのパフォーマンスを演じていたし、その資格は十分あったと思う。それだけが心残りだった。
本日、事態は変わった。
なんと、陣営がJCダート参戦を表明したのだ。賞金的には日本では準オープンクラスになってしまうので表明即参戦決定とはならないが、レーティング上位5頭に与えられる優先出走権を使って滑り込もうという作戦らしい。現時点ではレーティングや外国馬の出走状況が分からないので流動的ではあるが、少なくとも年内に国内で走ろうという意思があるのは朗報だ。
少し欲が出てきた。
JCダートの優勝賞金は1億3000万円。有馬ルールのPOGでは天皇賞に匹敵する特大タイトルになる。もし出られれば、ここは夢でも何でもなく“実”を取りにいく。できれば阪神競馬場でその雄姿を見たいと本気で思ってきた。