日曜日に出社したのはいつ以来のことだろう。少なくともこの3年くらいはなかったことで、違和感たっぷりの公休返上出社だった。
おかげで競馬は…。
土曜の深夜3時に帰宅して、日曜の昼過ぎに出社する。こんな状況ではとてもじゃないが競馬どころじゃない。気がつけば馬三郎を枕の向こう側に投げ出し、赤ペンがベッドの上に転がり、メガネが吹っ飛んでいた。そう、昨夜は馬券検討しながら寝てしまっていたのだ。こんな時の予想が当たるとは到底思えない。
出社して仕事の合間に観る競馬中継。いつの間にかゲートが開いていて、いつの間にかレースが始まっていた。
函館2歳S。
探せど探せどメジロチャンプの姿が見当たらない。前を映せば後ろを走っているのかと思い、後ろを映せば前にいたのかと見逃した自分を反省する。そうこうしているうちにレースは直線へと進み、唯一切り捨てた人気馬フィフスペトルが勝ったことを知る。
メジロのメの字もないじゃん…すぐ仕事に戻った。
またまた深夜帰宅。夜食を買いにフラッと出掛けると、いつもの店の前で声を掛けられた。
「1杯飲んでいけば」
閉店間際のろばた焼き店で話す会話は当然競馬。
「買った馬が全然来なかったんですよ」と愚痴りながら早くも届いた朝刊スポーツ紙の競馬欄に目を映すと、函館2歳Sの成績の一番下に「メジロチャンプ」の名前を見つけた。
「な~んだ、最下位だったのか」
と思ったら、その次の文字を見て驚いた。
「…除外…」
ってことは、ルシュクルとの2頭軸で買っていた私の馬券はすべて「買い戻し」じゃないか。
こんなことはありきたりのようで実はちょっと嬉しい。そう、25点買いだった私の馬券はすべて買い戻しとなり、全額PAT口座に返ってきたようなのだ。これはオイシすぎる。
おかげさまで突如として返ってきた馬券資金に気をよくしてチューハイをもう1杯。
たまにはこんな日も悪くない。