9日に大井競馬場で行われるジャパンダートダービーの枠順が確定し、我がユキチャンは1枠2番に決まった。いくら名前が雪ちゃんだからって、帽子まで白で統一するとはさすが大井競馬である。このあたりがJRAにできないサービス精神なのだろう。さすがに鞍上にホワイトを起用することはできなかったが、当日はアイドルホースらしく、天才・武豊を背に綺麗に可憐に素直に内枠から純白の馬体を汚すことなく1着でゴールテープを切ってほしい。
そんなユキチャンの強さを数字で表すと…。
関東オークスの勝ちタイムは、レースレコードの2分14秒7。この時計を良馬場でマークしただけでも十分価値があるが、前年のレースのラップと比較するとさらに強さが際立った。ホワイトメロディーが勝った前年の勝ちタイムは2分16秒5。全体時計としては1秒8も開きがあるが、7ハロン通過時点では昨年のほうが0秒1速く、ハロンごとの比較でも6ハロン目までは0秒3以内の差しかなかった。つまり、前半は昨年とほぼ同様のラップで進みながら、上がりの4ハロンで一気に、1秒9もちぎった計算になり、今年の2着馬が1秒7離されたのも納得できる数字である。
これを同じ舞台で行われる川崎記念と比較すると、フィールドルージュが勝った今年の勝ちタイムは2分13秒1で、さすがは古馬GⅠ、太刀打ちできるほどユキチャンはまだ成熟していない。が、2着フリオーソ(2分13秒6)とは1秒1差、3着シャドウゲイト(2分14秒5)とは0秒2差と、かなり接近している。その川崎記念はスローの瞬発力勝負で、実は残り2ハロンまでは関東オークスより0秒1速いだけであり、ユキチャンが出ていてもかなり見せ場を作れる流れだった。乗り方次第では古馬GⅠでも馬券になりそうなのが今のユキチャンの本当の実力。同世代の怪物たちが相手でも、自分の競馬に徹することができれば、結果はおのずと付いてくるだろう。