春休みは穏やかで少しのんびりした空気が流れる季節。
ということは、差をつけるにはベストな時期とも言えますから、ガツガツ勉強するのもこれまた一興といったところでしょう。
「宿題だけじゃもったいないんで、宿題の後に予習もしていきます!」
こんな風に意欲的に勉強している生徒を見ると、もう既に新たな戦いが始まったんだなーと、しみじみ感じる次第です。
で、私もせっせと予習を中心にみんなのお手伝いをしておりますが、今の時期に力を入れているのは・・・

進路面談(雑談?)です!
受験生だけでなく、進学したい学部や学科が既に明確になりつつある生徒らには、もう既に推薦入試や総合型選抜を視野に入れるのか、それとも一般入試に絞るのか、等々色んな話をしてきています。
今の受験はホントに複雑ですから、情報を整理するだけでも一苦労です。
また、『実は指定校推薦も君なら可能性があってね・・・』とか話がポロっと出てくる可能性もありますから、
「新しい担任の先生と面談があったら、今の自分の考え、希望をちゃんと伝えていくんやぞ!」
ってことを念押ししております。
分かりやすく一般入試に絞るっていう生徒ならいざ知らず、合格する確率を上げるためのあらゆる可能性を追いかけるに越したことはありませんからね。
(ホント、悲しいくらい非協力的な学校・担任の先生もいる一方で、手紙でお礼を伝えたくなるくらい丁寧に対応してくれる学校・担任の先生もいますので・・・、それぞれで戦い方は変わってきますから、春の段階で情報は探っておきたいものです。)
ということで、今日も1人の新高3生と進路面談。
中3の時まで通ってくれていた生徒で、2年ぶりに再び塾に通うことになる(予定の)生徒です。
普段通っている生徒とは違い、日々の雑談が2年分抜けておりますから、進路希望の確認からの再開。
「看護師目指します!」
ここは強い意志を感じます。
しかし、
「そりゃ国公立行きたいですけど・・・一般じゃちょっと得点力が足りな過ぎて現実的じゃないかなと。推薦は諦めてないです。
でも一般入試になった場合は、やっぱり専門よりも私立かなって思ってはいるんですけど、どこも授業料めっちゃ高いですよね・・・?でも○○大学やったら所定の病院で勤務すれば授業料免除?みたいなのもあるって聞いたことあるし・・・。
となると、自分的には専門も視野に入れんなんかなとは思っているんですけど、できれば4年制が良くって・・・。」
と、ふむふむ。
色々自分なりには考えているのは伝わってきます。
が、要所で「聞いたところによると」とか「お母さんが言うには」とか、能動的に情報を仕入れている量が少なすぎることが気になったため、ガッツリ時間をかけて一緒に調べ学習をすることに。
「勉強も大事やけど、今日はじっくり調べるところからやるぞ!」
体験授業、ということで今日は来てもらいましたが、授業はいったん放置。まずは自分の目指すべき場所を探しに行くことに。
「へー、受験科目も結構違うんですね・・・」
そう、まずはここから知っておかないとね。
そして、
「授業料についても自分でも把握はしとかんなんよね」
と、国公立と県内の私立大学の看護大学、および専門学校の授業料や入学準備金を一緒に調べて列挙してみます。
「国公立と私立・・・やっぱりこんなに違うんですね・・・専門って実は結構安いんですね!」
おぼろげだった情報がくっきりしてきたようです。
また、
「○○大の授業料免除って、このことを言っとるんやよね?」
と、募集要項を一緒に見ながら確認をします。
「そうです!・・・え、免除って言っても、全額じゃないのか・・・。うわー、思ったより全然高い・・・。」
いい感じ、自分の目で確認した情報に上書きされている様子が伺えます。
「そうねん、やし、私大を受ける人もいれば敢えて専門にするって人もいる。けっこう○○専門学校とかは人気あるイメージやなー、ここは興味あんまりなさそうやけど、実際どうなん??」
探ってみると、変な答えが返ってきました。
「○○専門学校かー・・・○○って、私の友達が言ってたんですけど、卒業しても准看護師にしかなれん人がけっこういるとかって・・・」
ん?
これはちょっと大きな誤解がありそう。
友達の勘違い、それを鵜吞みにしちゃった本人、そういう構図が浮かび上がりました。
なるほど、本人が最初に専門学校への進学を拒絶しようとしていたのは、その思い込みがあったからだったようです。
「いやー、それはちょっと言い過ぎかもよ。ちゃんと専門卒業して看護師になっとる子いっぱいおるし・・・その証拠に・・・その証拠に・・・」
本人の誤解を解くために、データを見せながら話をしようと努めます。
しかし、PCで「○○専門学校 卒業生の進路」とか「○○専門学校 看護師合格率」と検索してみるも、証拠として説得力のあるページにはすぐには出会えません。
「んーとね、絶対どっかにちゃんと書いてあると思うんだけど・・・」
私がウンウンと唸っていると、
「チャッピーに聞いてみます(笑)?」
と、いたずらっぽっく言っていましたが、これは絶対ダメなやつ!
「使い方が違う!こういう質問にはアイツらいけしゃあしゃあと嘘つくから、一番信用しちゃならん!!」
ハルシネーション、ってやつですね。
痛い目にあったことのある人もたくさんいることでしょう。
「いや、これはもう『俺の言うことを信じてくれ』って感じになっちゃうけど・・・ちゃんと専門学校でしっかり頑張っとれば、ちゃんと看護師になれるから!」
本人もちゃんと信じてくれていましたが、やっぱり信頼ある情報源は提供したいところ。
○○専門学校を卒業し、4月から看護師として社会人デビューする先輩に大急ぎで問い合わせラインを送ります。
「卒業した生徒の中で、准看護師になる人って結構いましたかね?」
大変失礼な質問のような気がして恐縮しましたが、ここは大事なところですし、後輩のためにひと肌脱いでもらいます。
おそるおそる返事を待つと、すぐに返ってきました。
「落ちちゃった子で何人かはいると思いますけど、ほとんどみんなちゃんと看護師になりましたよ!」
あー、良かった。
信頼ある情報源からちゃんとした回答が得られたので、これでまた新たな情報に上書きすることが出来ました。
大変いい面談が出来たと、自己満足(笑)
信頼できる先輩のおかげです、ありがとね!
「ありがとうございました!めっちゃ明確に違いが分かって来たので、親ともしっかりもう1回話してみます!もちろん学校の先生とも!!」
良い笑顔が返ってきました。
なるほど、2年のブランクは結構感じたなー、もうちょっと頻繁に話が出来ていれば、色々お手伝いできた気がする・・・。
が、いや、春の段階で戻って来てくれたのは、まだ早くて良しとしなきゃですね!
1年かけて、しっかりやり切りましょう!
きっと自分にとって素晴らしいゴールを見つけて、そこにたどり着くと信じて、頑張りましょうね。
これからまた様々な情報も入ってきて気持ちの変化もあるでしょうから、しっかりコミュニケーションを取りながら頑張っていきたいですね。
これから頻繁に顔を合わす機会も一気に増えますから、ちゃんと勉強もしながら、日々の面談(雑談)も大事にしていこうと思います。
「おー、友達にもちゃんと正しい情報を伝えておいてあげてね!」
まさかチャッピーに騙されたわけではないでしょうが、根も葉もない噂に惑わされてはなりません。
気を付けなきゃなと思わされた1日でもありました。
さ、穏やかな春の始まりです。
戦いのスタートは、いつもこんなのんびりな時間から、ですね。
来年の春、しっかり笑いたいですからね。
そのために、こんなゆっくりした時期からね、すぐに始めまりゃいいってもんですね。
ともに頑張りましょう。
西野でした。