母の誕生日は、近所のケーキ屋さんで小さなショートケーキを買って送るのが恒例行事。
お陰様で、今年もみんな元気にお祝いすることができました。
「いくつになったんけー?」
毎年いちいち確認しては、
「いやー、早いもんやねー」
なんていちいち驚いたりしています。
子も年を取れば、親も年を取りました。
まだまだ元気です。

親の年齢すら覚えようとしない親不孝者ではありますが、にご老体を労わる気持ちくらいはそれなりに持っています。
「人生で何かやり残しとるなーとか、元気なうちにこれはやっときたいなーとか、何かそんなことはないのー?」
どこそこに旅行したいだの、何それを見てみたいだの、誰それに会いに行きたいだの、それっぽい答えを想像しながら聞いてみます。
しかし、最初から聞かれるのが分かっていたかのように即座に返ってきます。
「そんなもん特にないかなー、いい人生でした、いい人生です。あっという間です、って感じやね。」
いつもの穏やかな表情をしております。
縁起でもないことを言いますが、両親ともに、最期の日が来るまでずっとこんな風に穏やかに生ききって欲しいなと願ったりしてしまいます。
「あー、さっきのことで言うと・・・」
さっきの質問を反芻でもしていたのでしょうか、いくばくか時間が空いて、違う答えも返ってきました。
「富山のあそこの鱒寿司は食べたいわー。もし今度富山に行くことあったら、時間あったら、でいいからね!」


あはは。いいね、母さんらしい。
「人生でやり残したことは?」の問いに対し、今すぐにでも叶えられそうな願いが返って来ました。
いい人生でしたし、いい人生なんでしょうね。
素敵な答えで、ちょっとウルっと来てしまいました。
「俺もアレめっちゃ好きやわー、今年どっかで富山行くことあるかなー。ま、覚えとくわ!!」
魚津にある鱒寿司のお店のことです。
今まで何度かお土産に買って帰っていたのですが、ちゃんと喜んでもらえてたってことも分かって、やっぱり嬉しい気持ちになります。
「あ、まあ無理せんでね、行くときあったらついでに、ってくらいでいいんやからね。」
そんなに謙遜しないでくださいな。
散々迷惑かけて来たし、迷惑かけているんですから、たまにはお返しさせてくださいね。
「あっという間です。」
まだまだ慌ただしい人生の途中ですが、先輩の言葉はとてもズッシリと胸に響きます。
きっとホントにそうなんだろうな。
日々、大事に過ごしてかなきゃなって、改めて思わされた次第です。
俺もいつか、
「やり残したことなんて特にないよ、あ、もっかい鱒寿司食べたい、くらいかな!」
なんて、かっけーセリフが似合う老人になりたいものです。
偉大な背中を追いかけながら、若輩者は静かに友人との富山旅行を計画することにします。
時間があったらね、ついでにって感じでね、魚津に寄って帰ります。
そして、来年も元気にお祝いできますように。
お互い身体に気を付けていきましょね、で、長生きしてくださいね。
息子より。
お陰様で、今年もみんな元気にお祝いすることができました。
「いくつになったんけー?」
毎年いちいち確認しては、
「いやー、早いもんやねー」
なんていちいち驚いたりしています。
子も年を取れば、親も年を取りました。
まだまだ元気です。

親の年齢すら覚えようとしない親不孝者ではありますが、にご老体を労わる気持ちくらいはそれなりに持っています。
「人生で何かやり残しとるなーとか、元気なうちにこれはやっときたいなーとか、何かそんなことはないのー?」
どこそこに旅行したいだの、何それを見てみたいだの、誰それに会いに行きたいだの、それっぽい答えを想像しながら聞いてみます。
しかし、最初から聞かれるのが分かっていたかのように即座に返ってきます。
「そんなもん特にないかなー、いい人生でした、いい人生です。あっという間です、って感じやね。」
いつもの穏やかな表情をしております。
縁起でもないことを言いますが、両親ともに、最期の日が来るまでずっとこんな風に穏やかに生ききって欲しいなと願ったりしてしまいます。
「あー、さっきのことで言うと・・・」
さっきの質問を反芻でもしていたのでしょうか、いくばくか時間が空いて、違う答えも返ってきました。
「富山のあそこの鱒寿司は食べたいわー。もし今度富山に行くことあったら、時間あったら、でいいからね!」


あはは。いいね、母さんらしい。
「人生でやり残したことは?」の問いに対し、今すぐにでも叶えられそうな願いが返って来ました。
いい人生でしたし、いい人生なんでしょうね。
素敵な答えで、ちょっとウルっと来てしまいました。
「俺もアレめっちゃ好きやわー、今年どっかで富山行くことあるかなー。ま、覚えとくわ!!」
魚津にある鱒寿司のお店のことです。
今まで何度かお土産に買って帰っていたのですが、ちゃんと喜んでもらえてたってことも分かって、やっぱり嬉しい気持ちになります。
「あ、まあ無理せんでね、行くときあったらついでに、ってくらいでいいんやからね。」
そんなに謙遜しないでくださいな。
散々迷惑かけて来たし、迷惑かけているんですから、たまにはお返しさせてくださいね。
「あっという間です。」
まだまだ慌ただしい人生の途中ですが、先輩の言葉はとてもズッシリと胸に響きます。
きっとホントにそうなんだろうな。
日々、大事に過ごしてかなきゃなって、改めて思わされた次第です。
俺もいつか、
「やり残したことなんて特にないよ、あ、もっかい鱒寿司食べたい、くらいかな!」
なんて、かっけーセリフが似合う老人になりたいものです。
偉大な背中を追いかけながら、若輩者は静かに友人との富山旅行を計画することにします。
時間があったらね、ついでにって感じでね、魚津に寄って帰ります。
そして、来年も元気にお祝いできますように。
お互い身体に気を付けていきましょね、で、長生きしてくださいね。
息子より。


























