世の中のことや、身の回りの出来事や出会った方々の事を占星術を通して調べていく過程で、個人的に感じた事を時々書いています。
この世の中は何をするにしても、お金を中心に動いているように思います。
“成功“や“幸福“のような主観的な評価もお金から完全にフリーではなく、たとえ人生に崇高な目的を掲げても、お金なしではそれを達成することは非常に難しいでしょう。
お金はとてもわかりやすい価値の物差しであり、世界の隅々まで行き渡る共通のルールとして、社会のシステムの重要な部分を担っていると私は考えています。
お金が何であるかを、私たちは子供の頃からそれぞれに学んでいきます。その学びは月の年齢(0〜7歳)から始まり、お金に対する考え方や扱い方を周りの人たちから教わり、実体験によってそれらが正しい事を確認していくのです。
お金が社会の発展や技術の進化など、世の中に良い面でたくさん貢献していることも事実だと思います。けれどもそれだけではなく、不正や争いのような望ましくない事柄にもお金は深く関わっていて、結局のところは使い方次第なのだと、個人的には思っています。
天体図を日々眺めていて、世の中の出来事には必ず両面がある事、そして起きている事柄自体は本来良い悪いという物差しでは測れない、中立的なものであると学んでいます。同じようにお金自体も人がそれにどのような価値をもたらすかの違いがあるだけで、本来はニュートラルなものなのだろうと思います。
そして今起きている様々な問題のほとんどは、お金そのものが原因というよりも、“より多く所有する者が力を持つ“という価値観にあるのではないかと思っています。お金も物質も、厳密には所有することは決してできないのですが、“持つこと“が目的となり、“より多く所有している者が持たないものをコントロールできるルール“を作り上げてしまったところに、根本的な誤りがあるのだろうと思います。
時代の移り変わりの過渡期に未来について考える時、私たちがどちらの方向へ向かっていくのか、極端な話発展に向かうのか破滅に向かうのかの分かれ道となるのは、私たちの中にある“所有意識“がどれくらい変わっていくかによるのではと感じます。
全てをお金というデバイスで価値を決めて、それを商品として扱っていく今の世の中のシステムでは、すでに行き詰まりがきている事、またそれが生命そのものを脅かし始めていると個人的に感じています。そして今は力を持つものたちが利権を争い、椅子取りゲームのような状況になっている面も確かにあるように思います。
もし本当に問題を根本的に解決したいのであれば、私たちは世の中にはお金を中心とし、特定のところに自動的にそれらが集まるシステムがある事を自覚しなければならないでしょう。しかしそれを破壊しようというのではなく、自分自身がそのシステムの外に、ほんの少しの間でも出てみることが現実的な解決策なのだろうと思います。
それはお金を全く使わずに生活する事ではなく、お金に振り回されない個人の価値に気づき、それを実生活で使う事だと思います。何かをすることが必ずしもお金という価値に結びつけなくてもやっていけるという体験が、きっと私たちの所有意識に変化をもたらしてくれるでしょう。
本当は所有と権力は別物です。私たちが力を与える対象が変われば世の中は変わるでしょう。そして所有意識が共有意識に変わる時に、時代は本当に進化していると言えるのではないでしょうか。