東京都立看護専門学校の併願制について | 看護学校 社会人入試・一般入試 受験情報 スコレー・アスコルーのブログ

看護学校 社会人入試・一般入試 受験情報 スコレー・アスコルーのブログ

個別指導web塾スコレー・アスコルーのブログ。看護医療系学校受験対策(解答解説の販売、個別指導、小論文添削、願書・エントリーシート添削、面接練習、就職試験対策等)を行っています。看護学校の社会人入試や一般入試の現状と対策、勉強法などの情報を提供します。

一般入試の募集要項に記載されている通り、2022(R5)年度から、東京都立看護専門学校の併願制度が拡大されます。

これまでも一般入試では併願制が採用されていました。合格点に達していたとき第一志望校で空きがなく、併願していた第二志望校で欠員が生じたとき、そちらの学校への合格扱いになるというものです。これは、2次試験の後の最終合格のものでしたが、来年度から始まる併願制度では、新規追加で、1次試験の結果に対しても、併願ができるようになります。1次試験で志望校が不合格だけれども、併願校では合格点に達していた場合、併願校での合格点とみなす、というものです。

少し具体的に考えてみましょう。
AさんはX看護専門学校を第1志望、Y看護専門学校を第2志望にしているとします。
X看護専門学校で点数が1点足らずに1次試験で不合格でした。でもY看護専門学校ではその点数が合格ラインでした。
このときAさんは、X看護専門学校を受験しましたが、Y看護専門学校で1次試験を合格することになります。
注意点は、1次試験を併願制度で合格した場合、2次試験は、併願校で受験するようになることです。Aさんは、2次試験はY看護専門学校で受ける異なります。
ちょっと注意は必要ですし、実際にどのくらい併願で合格できるのははわかりませんが、受験のチャンスが広がるので、積極的に併願校の記入はするようにしましょう。


都立看護専門学校間の併願制について

都立看護専門学校の一般入学試験には、都立看護専門学校間での「併願制」を導入しています。
令和4年度入学試験までは最終合格発表後に併願制を適用していましたが、令和5年度入学試験からは第一次試験合格発表時から適用しますので、合格のチャンスが広がります。
1回の受験で合格の可能性が高まる制度ですので、併願制の利用をぜひご検討ください。

◆令和5年度入学試験から
(第一次試験合格発表時) ※ 新規
第1志望校の第一次試験で不合格となった場合に、併願校の求める基準点を満たしているときは、併願校での第一次試験合格とみなし、併願校で第二次試験を受験できる

(最終合格発表後)
第1志望校で補欠となった場合に、第1志望校では欠員が生じず、併願校で欠員が生じたときは、併願校への入学資格を得ることができる。

※ 都立看護専門学校は、7校とも3年課程で、看護師国家試験受験資格取得に向けたカリキュラムはほぼ共通です。授業料や奨学金制度等も同様です。


☆ 併願制の利用を希望する場合 ☆

【出願に当たって】
入学願書の併願希望欄の「有」へ○をつけた上で、併願希望票兼同意書へ記入してください。併願制の適用対象となった場合は、提出された入学願書等の情報について、併願校へ引き継ぎます。

併願を希望する場合、第一次試験合格発表時から併願制の適用対象となります。


【第一次試験合格発表時に併願校での合格となる場合】
第二次試験以降は、併願校での受験生とみなされます。
そのため、第二次試験は併願校で受験していただくことになります。

※ 第二次試験当日、誤って第一次試験会場に来校された場合の受験は認められません。
ご自身の受験校をよく確認の上、間違いのないよう試験会場に向かってください。