◆横浜未来看護専門学校（一般入試 B日程）
試験日：12月18日
試験科目：国語、数Ⅰ、面接
C日程は１月29日に行われる。
神奈川県内の看護学校の入試のうちでは、易しい部類。きちんと受験勉強をしておけば、無理なく対応できる。
国語
大問３問。大問１：長文読解、大問２：敬語表現、大問３：文章の並べ替え
昨年2021（R2）年度B日程の問題を見ると、全16問中14問が大問１の問題で、敬語表現が１問、並べ替えの問題が１問という構成である。全体としての難易度はかなり低め。
長文は、鷲田清一の文章から。鷲田の文章は入試問題では定番中の定番。言葉遣いは易しいが、徹底的に考えようという姿勢があるため、学生の思考力を確かめるにはちょうどよく、国語の入試問題にはよく使わる。問題文を読んで、「ちょっとむずかしい」と感じた人は、書店で、国語の問題集の長文問題を解いてみたり、鷲田清一の新書本をどれか一つ手に取ってみよう。
大問２の敬語表現は、尊敬語と謙譲語の使い分けの問題だ。自分は看護師で、主語が「患者様」と、患者についての話をするという状況設定だから、尊敬語を選ぶわけだが、基本動詞について、尊敬語と謙譲語の使い分けができるようにしておこう。敬語表現、特に尊敬語と謙譲語の使い分けが、看護専門学校の入試問題では頻出で、いろいろな学校で出題される。チェックしておこう。
数学
全20問。バラバラの計算問題で、数Ⅰ範囲のみからの出題。
式と計算（因数分解や有理化、絶対値記号のある式の計算、方程式、不等式など）の問題が8問。
２次関数（２次関数の決定、最大値・最小値、対称移動、判別式）の問題が6問。
論理・命題の問題（必要十分条件）の問題が１問。
三角比の問題（180-θの形、sin^2θ+cos^2θ=1を利用する問題、余弦定理など）が４問。
データの分析（平均、分散、標準偏差）が１問。
基本的な計算問題を解けるようにしておくだけでも、半分以上の点数は取れ、数学がある程度得意な人なら、満点も十分狙える。だから、基本部分を徹底的に復習しよう。
展開公式は正しく使える？展開公式の逆を使って因数分解はできる？分母の有理化はできる？絶対値記号の外し方はわかる？この辺りの基本のところから、市販の問題集などを使って、確認しておこう。
面接
個別面接で、基本的事項についての確認が中心のようだ。看護師の志望理由、学校の志望理由、将来の目標、長所と短所、社会人経験、若い人たちとうまくやれるか、学費・生活費等の経済的問題について、家族や友人の理解、趣味・特技・気晴らしの方法・休日の過ごし方、健康についてなど、基本的な事項について、どう答えるかしっかりと考えていこう。
《面接試験でよくされる質問》
Ｑ1．なぜいま看護師をめざしているのですか？
Ｑ2．本校を受験されたのはなぜですか？
Ｑ3．将来、どんな看護師を目指しますか？
Ｑ4．自分の性格の長所と短所を言ってみてください。
Ｑ5．これまでの社会人経験で学んだことは何ですか？
Ｑ6．周囲の若い学生たちとうまくやっていけますか？
Ｑ7．これから勉学に専念できる経済的な裏づけはありますか？
Ｑ8．ご家族の理解は得られていますか？
Ｑ9．健康のために気をつけていることは？
Ｑ10．○分間で自由に自己ＰＲしてください。
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