生理学は大切。。 | くぅみど徒然日記

くぅみど徒然日記

食事療法&食養調理インストラクター師範・ペット食育協会准指導士
アロマフランス・アニマルクレイテラピスト・犬の管理栄養士マスター 他
飼い主ご家族とワンちゃんが元気になれることを目指して
日々精進している中から発信しています。
アメンバー申請・個人的なアドバイスは原則致しておりません。

こんにちは。

昨日書いた記事の続き? 的なことをすこし。

 

食事で病気を治そうと考えた時ですが。。

薬も食事も、、口から飲んだり食べたりして、体内で代謝されて、うんちとおしっことして体外に排泄されます。その経路は、食事でも薬でも、全く同じです。

薬だけの通り道はありません。

ですので、この流れをしっかり理解する必要がある訳です。

薬も食事も消化器で吸収されます。これには、沢山の臓器(五臓六腑)がかかわり、分担作業をしているのです。

例えば。。。心臓病。

心臓が悪くなると心臓病として色々な難しい診断名が下されます。

人間の病院では、沢山の専門の科があり、心臓だと心臓専門医が診断して治療にあたります。

ですが。。心臓だけケアしても心臓は、、、実は治りません。

先天的な心臓病であれば、心臓のケアだけで治るかもしれませんが、後天的に心臓病になった場合は、心臓のケアだけではとても追いつきません。

実際、先生の話でも、心臓以外の臓器が悪くなり、その結果心臓病になっている場合が殆んどであると言います。

ですので、各臓器の役割やどんな流れなのか?ここを知る必要があるのです。

 

また、よく陥りやすいのが、、

西洋医学的な診断が下されると、ワンちゃん仲間の中で同じ病気の飼い主さん同士が情報交換をしたりします。そして、これをしたら良くなったよ。。みたいな話が盛り上がります。

ですが。。これが、実は危険です。

 

たまたま西洋医学的な診断名が同じだったとしても、その病気を発症するまでの経緯が違うからです。

あるワンちゃんによくても、自分のワンちゃんには逆効果の場合もあります。

 

東洋医学では、病気を必ず陰陽に分類します。

陰でも陽でも、、同じ病気になります。でも治療法が全く違うのです。

 

分かりやすい例では、例えば。。咳。

西洋医学の咳止めでは、どんな咳でも同じ薬ですが、のどが乾燥してコホコホする咳もあれば、逆に湿が溜まって痰が絡むような、ゼロゼロした咳もあります。

大切なのは、しっかり診たてること。。

そして今見えている症状のみにとらわれず、、、その症状に至るまでのストーリーを考えることなのです。

そして、ストーリーのスタート地点を見つけて、そこを正していくことが大切です。

 

ストーリーの出だしは、、案外簡単なことだったりします。

物語でも同じですよね。。

最初の一行から、難しい文章だと、先に勧めませんから、大抵、物語の出だしは簡単な文章です。笑

 

夏目漱石の「吾輩は猫である」

吾輩 ( わがはい ) は猫である。名前はまだ無い。

 

川端康成の「雪国」

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

 

凄く簡単な文章です。笑

病気も同じ。。

難しい病気のスタートは、単なる水分不足だったり、運動不足だったり、食べすぎだったり、心理的なストレスだったり。。するのです。

いちばん悲劇なのが、、飼い主さんと相性が合わないワンちゃん。

ひとりでいるのが好きなのに、、連れまわされて沢山のワンちゃんと無理やり遊ばせられるとか、、、

実際、ワンちゃんの幼稚園に行くようになってそれがストレスで癲癇を起こしてしまったワンちゃんがいますが、森先生のお見立てで、原因が幼稚園。。幼稚園に行くのをやめてもらったら、、すっかり治ってしまったこともあります。笑

 

ママさんが構いたがる系の飼い主さんでそれがストレスだったワンちゃんは、パパさんがケアしてもらい、ママさんとバトンタッチして治ったこともあります。