犬の繁殖は難しい。
犬は安産で安産の守り神とも言われているが小型犬の場合そうではない。
簡単に産む子もいるのでそう言った情報から気軽にチャレンジしたがる方もいるが
命を扱うのを簡単に考えるのは良くない。
特に初産の1頭目は死産率が高く、注意が必要だ。
ここは助産の経験と知識、技術が物を言う。
産道をスムーズに通過させなくては子犬は窒息死や圧死をする可能性が高まる。
そして産めるか産めないか(産道を生きて通過出来るか)の判断も極めて難しい。
無理と判断したならば速やかに帝王切開に移行しないと母体も危うくなる。
そんな生きるか死ぬかの中で無事に誕生した命は奇跡的でもある。
産声を聞いた時は安堵の気持ちでいっぱいだ。
しかしながら無事に産まれたとしても無事に育つとは限らない。
ここからも緊張感はしばらく続く。
無事に産まれ、無事に成長し、数ヶ月様子を見て問題が無ければ
お譲り出来る子犬と判断する。
ただし私の場合はこの血筋をより良い形で後世に残すのを目的としている為、
お譲りする為の繁殖をしている訳ではない。
今後、必要な繁殖である事と必要な子犬を選ぶ事を第一に優先している。
ちなみに交配に使うかどうかの判断は父犬母犬問わず最低でも生後2~3年は見る。
基本的に交配に使う事を想定して残しているので、ほとんどの場合で問題は無いのだが念には念を。
デイヴィッドも2歳になり、交配を考えても良い年齢になった。
デイヴィッドの子供も見てみたい。
この場合、孫を心待ちにする祖父の気持ちに似ていると思う(笑)
産まれて来る子犬が皆幸せになるように今後も精進して行こう。
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