こんばんは、心屋智子です。

 

今日は、映画「怒り」

 

を見てきました。

http://www.ikari-movie.com/

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まず、タイトルの「怒り」。

 

これ、タイトル、怒りじゃなくても別にいいな、、、、と思っていました。

 

 

「怒り」の感情、を残忍な事件を軸に

 

まずはおもてに出しているようで

 

実は、怒りじゃない感情もたくさん出てくる。

 

 

沖縄、東京、千葉の別々の場所で

 

それぞれ生きる人々が

 

実はあることでつながっている。

 

 

彼らがお互いに知り合うことはないのだけれど

 

本来、わたしたちが生きてるってそういうことだよね。

 

 

決して交わることのないこの世界中の人たちが

 

それぞれが、でも、実はどこかで何かでつながっていたりする。

 

つながっていることさえも知らずに生きているだけで。

 

 

 

 

「怒り」というタイトルが指すものは

 

どうしても、なにをしても

 

自分のちからではどうにもならない

 

どうにも変えられない

 

どうにもコントロールできない

 

手出しなんてできない

 

 

 

人間なんてものが

 

いくらあがいても、何も手を出すことができない

 

そういうものを、象徴しているかのように見えます。

 

 

怒りだけじゃなく

 

虚しさや

 

裏切られる気持ち

 

信頼できない気持ち

 

疑う気持ち

 

寂しさ

 

そういう気持ち全部

 

そして、起きてしまう出来事すべて

 

自らがコントロールできるものは、実は何一つない。

 

 

どうにもできないことが本当にはっきりとわかるとき

 

そのときひとは、

 

自分という人間がいかに無力で、弱いのかを

 

心から思い知らされ、そして絶望する。

 

 

エンディングでは、わたしは、やんわりと落ち着いた気持ちになっていましたが

 

他の皆さんはどう感じていたでしょうか。

 

 

最後にエンドロール何気にみていて

 

坂本龍一の作ったテーマ曲のタイトルが

 

「forgiveness(ゆるし)」だったことに

 

気が付きました。

 

 

後味が悪いと聞いていたけれど

 

私はそうでもなくて

 

これほどの心のドロドロを描ける監督は

 

ここに出てくるすべての

 

残酷で、残忍で、心無い出来事さえも

 

ゆるすことができる人なのだと、勝手に感じました。

 

 

そうじゃなきゃ、そこまで描けないでしょう。

 

それぐらい、こころを深くえぐるような映画ともいえます。

 

 

 

俳優さんも

 

すっげーです。

 

渡辺謙も、宮崎あおいもすごかった。圧巻です。

 

綾野剛くんも、あんな演技ができるなんて、、、びっくらしちゃったよ。

 

見ている人たちの年齢層も広かったです。

 

 

 

帰りに、岡山から来たという一人の女子が

 

わたしのブログを読んでいると、話しかけてきてくれました。ラブ

 

「怒り」をいまから見ると言ってましたが

 

彼女の感想はどうだったかなー?

 

ではでは、失礼いたします。

 

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いじょうです。