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2018年度STEP平均からの分析【偏差値52~56の高校】
お盆休みが終わってあっという間に2日が過ぎて、もう土曜日です。やっぱり平日のブログ更新は夏期講習中は難しいです。
さて、今回の記事は内申33~36で狙える公立高校について、合格者平均と合格者平均得点の両面から考察していきます。
まず、去年は【2018年度入試】内申32~36で狙える公立高校として一括りにしていましたが、今年は2つのグループに分けてみました。
①偏差値48~53グループ(14校)
合格者平均得点が300点未満で、合格者平均内申が100付近
②偏差値52~56グループ(14校)
合格者平均得点が290点以上で、合格者平均内申が108付近
このレベルの高校を受験する生徒たちは、内申がオール4かつ模擬試験で常に300点以上をキープしているかが合格基準になってくると思います。
両方満たせるなら②、片方だけなら①といった感じになってきます。
また内申33~36を取る生徒たちは、部活動を熱心にしている子が多い印象です。そして、家庭学習の時間の少なさや塾の宿題が出来なかった言い訳を部活動のせいにしている生徒から脱落していくと思います。
部活動も勉強も両方頑張れている生徒は、時間の使い方が上手でやらなければいけないことは時間を決めてすぐに行動しています。
その差は中学1年生から徐々にハッキリしてきます。つまり、部活動を引退してから頑張るでは、このレベルの高校を受験するなら厳しい状況に追い込まれるということです。
【表①】2018年度神奈川県公立高校入試 合格者平均内申
このレベルの高校ともなると、大手一斉塾では「〇〇高校合格」と合格者数をアピールする学校なので、受験もレベルの高い戦いが強いられます。
そのため人気の高い学校は毎年、倍率が高くなってしまい、上記の表を高い倍率順にランキングしてみると、
◆ 2018年公立入試の確定倍率
・1位 港北高校項 1.37倍
・2位 七里ガ浜港 1.36倍
・3位 藤沢西高校 1.36倍
・4位 元石川高校 1.34倍
・5位 鶴見高校項 1.31倍
・6位 西湘高校項 1.30倍
・7位 住吉高校項 1.29倍
・8位 大和西高校 1.28倍
・9位 鶴嶺高校項 1.24倍
・9位 横浜栄高校 1.24倍
・9位 岸根高校項 1.24倍
・9位 横須賀総合 1.24倍
相変わらず藤沢エリアの高校は人気ですが、これは去年の記事でも書いた通り、戸塚エリアや大和エリアなど他の地域からも多くの生徒が受験しに来ているからです。
それでも、今年は去年に比べたら倍率が低い感じがします。
この要因としては、併願校を桐蔭学園(プログレスやアドバンス)にして、そちらを選択した生徒が多かったのではないかと予想します。
H30年度の桐蔭学園の選抜状況は以下のようになっています。
■プログレス(B) 定員 80名 最終応募者数1630名(応募倍率20.38倍)
■アドバンス(B) 定員120名 最終応募者数1431名(応募倍率11.93倍)
※(B)は書類選考
私立高校の学費補助金が大幅増額されたので、今年もその影響が公立高校の倍率にも出てくるのではないでしょうか。
ただ、本気で進学したい公立高校があるなら、周りの状況はあまり関係ないと私は思います。
【表②】2018年度神奈川県公立高校入試 合格者平均得点
やはり得点を見ると①と②では明らかな違いがあります。②の高校を目指すなら、
■英語:65点以上 ■国語:75点以上
■数学:60点以上 ■理科:50点以上
は欲しいとところです。
しかし、社会は模擬試験の偏差値が52~56の生徒であっても50点を取るのが大変だったことが、この表からも分かります。
最近は部活動に熱心な先生も多く、定期テスト前最後の日曜日に練習試合を組んじゃう先生もいます。
だから、テスト前日に一夜漬けで勉強をして、そのままテストに臨むのが習慣化している中学生がたくさんいるんだと思います。
英語は並び替え問題の16点は確実に得点したいです。あとは長文読解を速く正確に読んで、解答の精度を上げていくと良いと思います。
国語の75点はコンスタントに取るのが大変ではないでしょうか。漢字はもちろん古文の20点もミスなく取りたいところです。
そして、「物語文」と「説明文」にいかに時間を掛けられるかが高得点のカギです。ここでも問題文を速く正確に読む力が火必要です。
数学の場合、問4~問7の勉強をどのようにするかが問題です。多くの一斉塾ではすでに「2次関数」を終えて、「相似」や「三平方の定理」、「円周角の定理」の演習をやっていることと思います。
夏の間にこれらの予習を進めて、早めに過去問演習を行うのが神奈川県の数学攻略の正攻法だと思います。
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