★2019年中学3年生はこちら
先日のブログに書きました「平成31年度 神奈川県高校入試結果データ集」ですが、創育さんにお電話しましたら、翌日(10日)に届きました。
創育さんは迅速に対応していただけるので、本当にありがたいです。
そして、この白い本が届いたということは私が2019年度入試に向けた入試分析ができるということです。
特に私が書いてきた記事の中でも「【2018年度入試】内申オール3付近で狙える公立高校」は、トップ5に入る程よく読んでいただいている記事です。
今年も読んでいただいた方に有益な情報を提供できるように書きたいと思います。
【表①】2018年度神奈川県公立高校入試 合格者平均内申
今回、私は内申オール3付近で狙える高校の定義を以下の2つにしています。
①内申81(27×3)の±2
②9科内申27の+2まで
→つまり内申87(29×3)まで
まず、【表①】を作成していて気付いたのは、
内申オール3付近(79~83)で行ける高校が減ったということです。
実際、2017年度15校→2018年度9校になっていました。内申30くらいの受験生たちがランクを下げて受験した結果、オール3付近で行ける高校の合格者平均内申が上がってしまった可能性があるでしょうね。
また、内申オール3付近②の高校では、中3後期の内申が29以上の高校が多いです。
内申27を超えるためには、得意科目でしっかり4を取れるだけの努力が大切です。
それだけ3→4に上げるのは簡単ではなく、突き抜けた何か(定期テストで80点近く取るとか、提出課題が常にA以上など)が必要だと思います。
オール3を取れる子たちは、家でも塾でもそれなりに勉強している子です。
しかし、3以上を取るための努力をしてきたかといえば、他のことを優先してきた結果が「オール3」なんだと思います。
だから、中学3年生になってから突然、今までの勉強法を変えるのは難しいかもしれません。
それでも、「4」を取るための突き抜けた努力ができた子たちが合格しているんだと思います。
さらに、上記の表の高校は人気校も多いです。
◆ 2018年公立入試の確定倍率
〇 新羽高校 :1.31倍
〇 新栄高校 :1.25倍
〇 上矢部項 :1.22倍
〇 横浜緑園 :1.19倍
〇 横浜南陵 :1.24倍
〇 逗葉高校 :1.34倍
〇 座間総合 :1.32倍
相変わらず「新羽」「上矢部」「新栄」などは人気が高いです。
去年から私立高校の補助金が増額されたにもかからず、これだけの倍率を保っているのですから、今年も人気になる可能性は高いのではないでしょうか。
【表②】2018年度神奈川県公立高校入試 合格者平均得点
この記事は、去年の記事を見ながら書いていますが、予想した通り国語が難しくなって平均点が下がっています。
さらに数学の出題形式がガラッと変わったこと、社会の歴史が過去の出題形式に戻したことで、平均点がガクッと下がりました。
私は2018年度入試に「マークシートを導入しても難易度を上げることができる」という神奈川県の意気込みを感じました。(私の思い込みかもしれません)
だから、2019年度入試も2018年度と同じレベルくらいの問題は出題されると予想しています。
そうなると、オール3くらいの中3生はどんな受験対策をすれば良いのでしょうか。
上の表の理科や社会を見てみると、どこの高校の合格者平均を見ても20~30点台です。
それだけ中学3年間で学習した内容を復習するのは容易ではないということです。
かといって、9月と11月の定期テストの範囲を勉強しながら、1・2年生の復習をするほど勉強量を増やしてくれるでしょうか。
私が言えることは、中学1・2年生の復習を短期間にやる方法は無いということです。
しかし、自分の得意な単元から少しずつなら復習することは可能ではないでしょうか。
私は定期テストの勉強と受験対策としての1・2年の復習は同時並行すべきだと思います。
これまでの学習習慣を変えづらいオール3くらいの中3生は、まずは9月と11月の定期テストに注力するのも作戦かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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