照りもせず曇りも果てぬ春の夜の
おぼろ月夜にしくものぞなき
(大江千里)

時に空を見上げる。
昼間は青空に飛行機雲が真っすぐどこまでものびていた。
夜空を仰ぐと、今まさに朧月夜美しく、窓辺を明るく照らす。

自然の摂理と人のバイオリズムが、どこかで折り重なり融合した時に、何とも心地良い時間がもたらされるのではないだろうか。
そのためにも、
心を軽くして、赤子のように無心であることの大切さを思う。
長閑な春の大濠公園は、あっという間に八重桜やチューリップと人の華で賑わっていた。

新緑に囲まれた福岡市美術館の「浮世絵展」を観賞。
浮世の世界にしばし身をおく。

数枚の絵はがきを求め、外へ出ると黄金の夕日は御池に長い黄金の帯が伸びる。

公園のスタバでドロップインコーヒー。
夕日を食べたら、ピンクのとてつもなく大きなお皿が残って…………


大規模な災害、余りにも多くの見えてくるものがある。
住まいは、
土地は、
原発は、
「どうなる?」
この世に生を受けて、見るもの全てどんな輝きで映るのだろう。

出来ることなら、美しいものを沢山見て、触れ、<鋭い発見の喜び>を積み重ねていく。
そんな生き方が出来れば、人生はどんなに豊かであろうか。

夕日を見て、月を見、新緑や花に触れる。
緑の芝生に座って、タンポポやクロバーをむしっては「うわー!」と声をあげる愛しいエンゼルを前にして思う。