風の旅-101016_1235591.jpg

今夏、愛用して離さなかったビルケンストックのサンダルとヘレンカミンスキーの帽子も手入れして箱へ収納した。

よく歩き回り、旅をした分身とも来夏までゆっくり箱の中で休んでもらおう。

すでに、真っ白いズックと真っ白い登山用帽子を深く被り歩き回る日々。
今日も4時頃より生の松原の海辺に沿って歩くと、傾き始めた太陽に海は眩しく光る。
小戸ヨットハーバーから小戸公園に着く頃は、松林のベンチに座って見る夕日の美しさに放心状態。
感謝が込み上げるこの一日も幕が下りようとしている。
風の旅-101016_162723.jpg

秋晴れは続く。
行動も軽やかに日々休むことがない。
「天行健なり、君子以って自ちょうして息まず」
近づきたいものである。

楠の大木の木漏れ日を窓の外に楽しみながら「ヨーガ」の時が静かに流れる。
終った後の一服のお茶タイムには、大粒の栗が入ったお菓子に舌鼓。
贅沢な時間に感謝しよう。

二年前に「御供所・冷泉ライトアップウォーク」でライトに導かれ歩いた魅力的スポットを昼間に確認したいと日頃から思っていた。 幸にも「街歩き」は友と意気投合して御供所界隈と決め、スタートした。

静寂な境内に入り、歴史の年輪を刻んだ大木の中を歩くと、木漏れ日が雅楽の流れのように続く。
寺から寺へ誘う歴史を重ねた塀が続く細い道を抜けたり、一線の乱れもなく掃き清められた波模様に全ての音は吸い込まれ、体の存在を忘れ 心だけが心地好く、あるがままの安らぎに浸る。

寺の重厚で尊厳ある歴史は、その中に在ってこそ感じるものだ。
聖福寺~妙楽寺~承天寺~祥勝院 等など 一部しか歩けなかったが、博多の魅力ある街であった。

昭和初期を感じる家や路地、格子までが珍しい。

「街歩き」の魅力はTVだけでなく、私の心にもスイッチオンになったようだ。
昨夜のことだった。
現地集合 6:30 居酒屋(かずちゃん)。

創作料理が素晴らしいということだったが、器から、心遣いから、心地の良いものだった。
飲めない私でも、乾杯のビールジョッキを横に、料理を楽しみ、仲間の飲みっぷり、陽気さにすっかり開放、リラックスの時間となった。

帰りはヒンヤリした夜風気持ちよく、皆とそぞろ歩いて帰宅。
半月の月と星がずっと見守る。
一人見上げては「珍しい時間」を持ったことを月と語れば、微笑み返すように一瞬半月が揺れる。


今朝のことだ。
朝日柔らかい和室で抹茶を頂きたくなる。
小鳥囀り、今日も秋晴れ。
一瞬にして茶室ムードを造り、静々と抹茶を運び、挨拶を交わし、頂く抹茶の美味しいこと。
静かに時は止まり、溢れる陽光に包まれる。


昨夜遅くに嬉しいお誘いを受けた。「街歩き」をしましょう………と。
望むところだった。
知らない街をひょいと路地に入ったり、昔懐かしいお店を見つけたり………サンサンと日が降り注ぐ午後からの約束だ。