がんばろう
突き上げる空に………
夕日がこぼれる
工場の屋根におれたちゃ……………
夕日よ
おまえも疲れたろ
静かにおやすみ…………

リストラや派遣社員、派遣労働者など働く場が揺さぶられる不安な時代、押し寄せるようなニュースは止むことがない。
いつの間にか自分の中に労働歌が突き上げ流れる。
新入社員の頃はよくも分からず労働組合で歌い、青年部として活動したり、上司の許可のもと選挙運動のウグイス嬢をやったらした。
突き上げる拳がある
戦いは今から
戦いはいまから…………

あの頃の労働組合は何を要求し、訴えていたかもよく知らずに。
力一杯歌って楽しんでいた。

二日がかりの保存食づくり、昨日の下拵えから仕上げにかかる。 マーマレードと甘夏の皮の砂糖煮、作り続けて何年になるだろう、30年以上にはなるだろうか。
電話も来訪もなく、平穏に、安らかであると上手くいくようだ。心込めて楽しんでやることが何より大事。
ブランチはたっぷりのマーマレードを添え、ティータイムは甘夏のピールとコーヒー、とてもコーヒーによく合って美味しい! ウェッジウッドの緑模様のバビロンの大皿に真っ白いコーヒーカップとコハク色のピールを盛る。
外はしっとりと木ノ芽流しの雨が音もなく降る。新芽を水玉のように付け始めた楡の木が雨に光り、風に揺れる。
昼下がりのティータイムはこの上なく贅沢な雨景色。

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ベッドから出て朝日を浴びながら花々に手を入れる。 朝風呂の後は一日のやるべき事の大半を一気に済ませ、小鳥さえずり止まぬ二階バルコニーでブランチをする。
「きれいに透き通った風を食べ、桃色の美しい朝の光を飲む、これが本当の食べ物です。」宮澤賢治
お琴を弾く。曲名は「よろこび」一時間余り楽しむ。
今日のメインは保存食づくり。 甘夏のピールやマーマレードの下拵えをする。楽しく幸せな時間。 ちょっとした合間にも刻一刻過去となっていく時を愛おしみ、時の空間を喜びに変えていこう。 以前、朗読を学んでいた。そのテキストを取り出し、基礎練習から早口言葉「外郎売」、小説や詩の朗読をやると窓の外では小鳥らのさえずりがBGMとなって流れる。これを機会に時折は朗読の練習をしよう。美しい自己演出のたむにも。
ティータイムの後は思う存分読書ができそうだ。