レディ・カカは、島にキャンプに訪れる人達の人気者になっている

 

アイスクリームを頬張るカカ

 

テトの休日を利用して、島にキャンプに訪れる家族が

増加するという。ボートでやってくる人達の姿を

見つけると、湖畔の船着き乗り場で到着を待っている。

 

そして、やってきた人達に近づいていくと、

人懐こい猿だからと、観光客の人達に可愛がられ、

食べ物を欲しがると分け与えてくれる。

 

他の野生猿たちは、人間がやってくると怖がり

どこか遠い所からその様子を眺めて姿を見せない。

カカだけは、人間に会えると興奮して喜び

媚びることで、甘い菓子を手に入れることを覚えた。

 

見知らぬ旅の人達のところに近づいていって

気を許して物乞いをするレディ・カカは、

飼い主ゴックさんが、傍に近寄って

カカに触れようとすると、近ごろは

身をかわして逃げるようになった。

 

飼い主ゴックさんがカカをなでると身をかわす

飼い主ゴックさんとレディ・カカの距離感・・

カカと飼い主ゴックさん

 

ゴックさんは、何度も島を訪れているけれども、

他の観光客のように甘いアイスクリームや菓子など

人間の嗜好品を与えず、島の昆虫や果樹などを

食べるように示し、一定時間が経つと家族の元に帰る。

 

甘えさせてくれるのは、ほんの限られた時間であり

甘えるほど辛くなることに気づいたようで、

以前に比べて心を閉ざす仕草を見せるようになり、

ゴックさんとは距離を取るような関係を築き始めた。

 

ゴックさん家族との訣別をしながら、新しい形の

人間との交流を求め始めたようだ。

 

人間に飼われてきて、生まれた時からずっと

カカは木に登りフルーツを取って食べることを

学んでこなかったし、木登りも好きではなかった。

 

島の森でも木登りを、あまりしたがらないそうで、

島にやってくる観光客を相手にして可愛がられれば

美味しいお菓子が好きなだけもらえることを知り、

賢く、人懐こい仕草で人気者になっていた。

 

レディ・カカがスーパーモンキーといえるのは、

どんな環境にいても、人気者のオーラを持っている。

人里離れた島に連れて行かれても、その地で

カカに合った手段を使い、食べ物を手に入れる。

 

観光客のキャンプは絶好の機会であり、

ご馳走の分け前がもらえるチャンスは見逃さない。

山で野生猿としてひもじく過ごすよりは、

人間と一緒に美味しいご馳走を食べていたいカカ。

 

動物保護施設の職員は、人間に飼われることは

虐待であると思っていたはずだけれども、

一度、人間の衣食住を身に着けてしまった猿は

完全な野生には戻れないのだと思う。

 

その後、YOUTUBEに登場するモンキーたちが

強制的に動物保護施設に収容された話は聞かない。

 

観光客から次々とお菓子をもらうカカ

 

 

 

2024.11.24

 

 

 

 

 

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