BSS山陽
戦時中に生理用品に新聞紙を使ったというのは
この記事を読んではじめて知った。
昔、母からは布ナプキンのことを聞いたことがあった。
母も戦時中は7歳だったので使用経験はないけれども、
戦後昭和20年代から30年代半ばごろまで、
昔は、布ナプキンを脱脂綿などを詰めて作り、洗って
繰り返し使っていたような話を聞いたことがある。
だから、祖母も脱脂綿や布を使っていたんでは
ないのかなと思う。新聞紙は初耳だった。
新聞紙など硬い紙では辛かっただろうなと思う。
昭和40年代まで着物の婦人が多かったけど、、
今思えば、薄い服よりも着物のほうが染みても
目立ちにくいという理由でもあったのかなと思った。
音楽についての部分だけども、ちょっと気になった。
「ドレミファソラシド」が「ハニホヘトイロハ」に
替えられたという部分で、、
なんでかな?
イタリア語が禁止になったの?
音楽の時間は、「ドレミファソラシド」ではなく
「ハニホヘトイロハ」でと書いてあったのを読んで、
戦時中の同盟国、ドイツやイタリアの音楽以外の
特に、アメリカの音楽はご法度だったのは、
聞いたことがあった。
戦後も、「ハニホヘトイロハ」は消滅していないし
日本の音楽分野では、今も立派に使われている。
これは、戦争とはあまり関係ないような気がする。
「C D E F G A H 」
ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハーと読む。
これは、英語のようにみえるけれどもドイツ音名で、
「H」ハー で終わる。半音階下がると「B」ベーになる。
クラシック音楽はドイツ音名読みが一般的に使われる。
英語音名になると、
「C D E F G A B」
シー、ディー、イー、エフ、ジー、エー、ビー
これは、ギターコードとして知れている読み方で
ポップス音楽は英語読みが一般的に使われている。
では、「ドレミファソラシド」は何語なのか?
これはイタリア語で、戦争当時も日本の同盟国で
使えたはずで、禁止されていたのだったら、
なぜ禁止になったのかわからない。
ドイツ語もイタリア語も、
ドイツ、イタリアと日本は三国同盟国で
日本は、受け入れていたので使えたと思う。
その時代の政府や軍が知らなかっただけか、
禁止にした人が、音楽を知らない人だったのか、、
なんでだろう?
私も知りたい。
演劇をしていた方からは、芝居をすると
国に背く人達ということで監視されたり
囚われたりという話は聞いたことがあるので、
音楽も表現の自由が許されなかったのは
わかるけれども、、
音名についての制限の話は、なんでかな?
今でも、ハ長調、ニ長調、ホ長調など、何調かを
考える時、日本音名を使ったり英語音名を使ったり
ドイツ音名を使ったりと、まぜこぜで使う人が多いし
音楽用語は、何語を使っても通じるようにできている。
クラシック音楽の分野は、何百年も昔からのことを
楽譜から学ぶもので、クラシック音楽の起源になる
スペインやイタリア、ポルトガル語から始まり
イタリア語、ドイツ語、フランス語などで表現され、
古い音楽用語もたくさん残されていて、
作曲家の生きていた場所や時代が反映されているので
音楽用語辞典を見ると、様々な国の言語の音楽用語の
読み方や意味が1冊の本に書かれてあるのでおもしろい。
クラシック音楽を学んでみると、欧州の言語が中心で
ヨーロッパの音楽家は古い伝統を重んじていて、
新大陸アメリカを目指す音楽家が少なかったのかな
と思う。
ラフマニノフやクライスラーが1900年代前半に
アメリカに渡ったのは知られているけれども、
音楽学生として学んだ時代は欧州やロシアで
過ごしていたので、英語で学んだわけではなかった。
そのせいか、クラシックのピアノ音楽作品て、
英語で表記された楽譜はあまり見かけない。
戦時中、日本が海外の音楽を禁止していたというのは
アメリカから入ってきたジャズやポップスに限るなら
音名や音楽用語の多くは、特に問題なかった筈だけど
もし禁止にしていたなら、なんでかな?と思った。