ロシア武器商人ビクター・ブート
25年の刑だったはずが、
アメリカから釈放された
米バスケ選手ブリトニー・グライナー
ロシアから釈放された
2008年3月6日逮捕されて25年の懲役刑で
アメリカの刑務所で服役中の、
ロシア人武器商人ビクター・ブートが、
プーチン大統領の要請により、
アメリカから釈放されてロシアに帰る。
釈放条件として、ロシアに拉致された
拘束中の2人のアメリカ人を釈放するよう
要求したが、女性一人の釈放しか
認められなかった。
ロシアから釈放されてアメリカに
帰還したのはBRITTNEY GRINER
(ブリトニー・グライナー)
女子バスケットボール選手で、
今年2月ロシアで麻薬所持で逮捕された。
慢性的な痛みの治療のために処方された
合法麻薬であることを説明したが、
ロシアでその主張が受け入れられず
拘束されていた。
今回は釈放が認められなかった
もう一人のアメリカ人は
スパイ罪で拘束されている
PAUL WHELAN(米海兵隊員)。
テロリストのつながりの深い武器商人
ビクター・ブートと米バスケ選手では
罪の重さが違うので、つり合いが
取れていない気がするけれども
バイデン政権は拉致問題解決に交渉を
進めて動いているのがわかる。
こういう報道が出るたびに
日本の拉致問題が解決に向かわないのは
政府が解決する意志がないからだろうな
という気持ちになる。
【複製】世界中で暗躍する武器商人
下に
2009年、2010年記事複製を載せておいた。
武器商人ビクター・ブートについて
なぜ、今、プーチン大統領が、
ビクターを必要としているのかといえば、、
武装勢力と核兵器に関する情報を持っている
可能性があるからではないのかなと思った。
2009年時点ではタイに収監されていた。
いつアメリカで服役が始まったかは
私は調べていないのでわからない。
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2009年3月20日
Rord Of Warのモデル「死の商人」
ビクターという男
武器商人のビクター・ブート
映画ロード・オブ・ウォーで
ニコラス・ケイジが演じた
ユーリという男は実在する。
今、タイの刑務所に収監されている
武器商人の男ビクター・ブートは
そのモデルである。
悪名高いテロリストや軍閥・政府などに
武器を売って稼いでいた歴史上最悪の
武器商人と言われている。
コロンビアの武装勢力に武器を売った
容疑で逮捕されて、タイ、バンコクの
刑務所に収監されている。
今、この男をアメリカに引き渡す
必要があるとしている。
タイの刑務所には、妻と母親が
ビクターに面会に訪れている。
武器を売った国はアフリカ、
アフガニスタン、タリバン、アルカイダ、
ロシアなどをはじめ8カ国以上に渡り、
自分の利益だけの為に売っていたが、
この男によって世界中の武装勢力や
テロリストなどに武器がばら撒かれて
しまった。
経歴、1967年生まれ。ロシア人。
軍の通訳者の後に、武器商人となった
ことがわかっている。
ビクターは、飛行機を所持して人を雇い、
武器売買ビジネスをしていた。
戦時中の写真に、兵士らと一緒に
写っている人物として知られていて、
ビクターは、「死の商人」と
ニックネームを持っている。
タイ刑務所でインタビューが行われたが
警備員が見張り、カメラの回っている
ところでは、ビクターは、逮捕は
言いがかりだと怒鳴っていた。
またビクターは、部下が勝手にビクターの
飛行機を使い武器を売っていたかも
しれないと、その可能性は排除しないと
しているが、本人は知らないと言っていた。
ところが警備員のいないカメラのない場所で
再び同じ質問をすると、ビクターは、
96年のアフガニスタンとタリバンとの戦いで、武器を売ったことを認めた。
また中央アフリカの戦犯法廷で問題に
なっている人物は親友であるとも話す。
アフリカでも武器を取引していたことが
わかっている。
ロシア政府や、南米左翼ゲリラ、
リベリアのチャールズ・テーラー
(Charles Taylor)などにも売るなど
そのネットワークは甚大だった。
ビクター・ブートは、アメリカでの
取引を運搬だけではなく調達も行っていた。
タイは武器商人を逮捕しただけではなく、
情報の山を逮捕したようだが、これにより
アメリカとロシアが対立しそうだという。
今、この男について調べてみたら、
逮捕されたのは2008年3月6日
になっていた。
ビクトル・ブート(Viktor Bout)。
審理が延期されている。
コロンビアの左翼ゲリラ
「コロンビア革命軍への武器売却を試みた」
として、テロリズムに関わる4つの容疑で
米国で起訴される可能性がある。
タイの刑事裁判所は、容疑者の米国送還に
足る十分な証拠があるかどうかを判断
しなければならない。
その後1年経っても
アメリカには送還されていない。
2010年1月記事
北朝鮮の兵器輸出、カザフの武器商人が黒幕
先日、タイ空港で発覚した北朝鮮製飛行機
から見つかった武器密輸に関わっていたのは
カザフスタンの航空会社「イーストウイング」
だったことが判明した。
ヒズボラやソマリアなども支援していたと
みられている。
CNNでも、アフガニスタンとパキスタン
国境付近のタリバン達が、イラン製の
武器を手にしていることを確認したと
報道していたことがあった。
イランが直接タリバンと関わっているか
はわかっていない。
こういった武器商人らが仲介に入り
あちこちの武装勢力に対して
武器を販売していることは考えられる。
武器商人達によって核物質などが
流れていけば、恐ろしいことになる。
時々、不思議に思うのは、
これだけ多くの国が核物質を持っているので
これまで武装勢力の手に渡らなかった
ことの方が考えにくい気がしてならない。
ただ、核兵器を製造するだけの施設や
能力がないために、今まで大きな問題に
ならなかっただけなのか・・
考えてみればタリバンやアルカイダなど
多くのテロリストが銃や爆弾しか持たない
と考えるのも短絡的すぎるような気がした。
テロリストには多くの資金が流れていると
言われるので、こういった集団が核などを
持つ事により軍事・政治クーデターを
起こせば、一国を乗っ取ることは可能に
なるようにも思えてしまう。
このまま武器商人が暗躍すれば
パキスタンや無政府に近い国などは、
テロリストの支配する国になることも
あるかもしれないと思った。
去年、パキスタンは崩壊が近いと
言われながら崩壊しなかった。
今年はそういう話を聞かないので
アメリカの政治的なプロパガンダに
近いものだったのか、今ひとつ、
わかりにくいところがある。