KAZE FILMS docomo future project
— 藤井 風 (@FujiiKaze) October 5, 2022
簡単に参加できないほどエネルギーの要るプロジェクトだったと思いますが、本当にたくさんのご応募、心からありがとうございました。全てが光っています。
無事に完成した愛しい作品達も楽しませていただいてます🙏皆さまもどうかこの素敵な企画をお楽しみ下さい^_^
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grace
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短編映画を観て(感想)
新型コロナ拡大の影響を受けて、
思うように進まないことが
多かったのではないかなと思った。
そのせいか仲間との関係性や
できごとを描くよりは、
風さん作曲の『grace』テーマに
心の内面を描いたものが多い。
どれも思考を凝らした
優れた作品ばかりで観て楽しめたし、
若者からは、すっかり忘れていた
心を思い出させてもらい、
若いころの自分と重ね合わせていた。
下は、観賞作品の感想
10月14日観賞した感想
ヘレナと向日葵の部屋
いつも同じ時間に同じ場所で出会う人同士
そこが「人生の交差点」になるのかなと
思った。
仲良くなった二人が、数年間会わない間に
それぞれにとって大きな問題と直面して
「生」と「死」に向き合いながら
自分探しの旅が続く。
短編映画を拝見して感じたのが、
『死神』『神様』『死の世界』など、
見えない世界の者を取り入れる作品が
多かったのが印象的だった。
作品を描くのに使いやすさがあるのか
神秘を感じられる部分なのか、、
なんでかな?と思いながら観賞していた。
私のように、それなりに生きてくると
自分なりに努力して生きるのに必要な
様々なスキルを手に入れてきている。
死んでしまったら、これらのスキル全部が
消滅してしまうんだ・・と思うと、
それほど虚しいことはないので
「生きることがつらい」ではなくて、
「死んでしまってはもったいない」に
なってしまう。
あの世では、この世のスキルが役立たない
生きることを難しく考えずに
人生は自分のためにあるもので
誰かのためにあるわけではないので、まず
精一杯、楽しんで生きてほしいと思った。
うちの隣の家のおじいさんは、
「ボケた妻を残して死ぬに死ねない」と
身体がボロボロになっても生き抜こうと
必死にしがみついて生きておられる。
それなのに、奥さんはご主人のことを
「知らん男がいる。出ていけ」と騒ぐ。
ご主人は黙って全てを受け入れて
妻のためだけに生きようとしているので、
悟りを開いた人の愛だなと学んだ。
若者は生きることに彷徨うけれども
老人は責任を果たすために生き抜こうと
最後まで努力する
10月13日観賞した感想
陽光
女子力高めの作品。
女友達との友情、絆、夢について、
学生時代はスタートラインが同じでも、
次第に環境や求め方の違いは出てくる。
互いに、自分にないものを持つ友達に
嫉妬してみたり、素直に喜べない感情が
出てくるのを上手に表現していて
面白い作品だった。
私自身も、実際に10代の頃だけど
高校生でセミプロの音楽家の友達の事が
眩しくて羨ましいのを通り越して凄いなぁ
と別格のスターのようにみえていた。
私が20代で芸術文化関係の仕事に就くと
制作側として、高校時代の音楽家の友人の
仕事をする機会を得たので、縁があると
どこかでまた巡ってくるものだ。
子供の頃に出会った友達は、
利害関係なく純粋につきあえる関係が
続くのが貴重な時間だったと思う。
友人であっても一度利害に関わると、
今後はずっとその関係が崩せなくなる。
10月12日観賞した感想
風雅
タイトルに「風」を入れたところに
藤井風さんの名前を一字入れたかった
気持ちが表れていて、「雅」は
主人公が心を落ち着かせるために、
欠かせない和の美が表現されていた。
「和敬清寂」という熟語は、茶道の
心得のような言葉だそうで、それは
主人公の心を形成するうえで重要な
ポイントになっているのを感じた。
和=日本人の持つ「和」の世界
敬=互いを敬う気持ち
清=清らかさ
寂=心を落ち着かせること
同時に今の若者らしい感覚も持ち合わせ
主人公の感覚そのままが素直に描かれて
お気に入りが集合すると、それが立派な
ドキュメンタリー作品として成立していた。
将来、仕事で遠くに引っ越すことがあれば、
今、この光景の全てが主人公にとっての
故郷になるのだなと思いながら見ていた。
この世代の人達は落ち着きがあって、
意外と私たち世代と感覚が近い気がした。
10月11日観賞した感想
私の最後の七日間
SF短編小説的ストーリーで
オチを知って、ああ、、そういうことか!?
後半部分で、私のなかで整理できない
箇所があるかな・・・
作者の意図と、私の解釈は合ってるか?
ちょっと違って解釈しちゃってるかも
しれなくて、ごめんなさい🙇
小説家が寝た後の話で
主人公の小説を楽しみにしていた親友が
高2で事故で亡くなった=死神
その死神が、主人公の元にやってきた
ということで良いのかな?
死神は、生前中は主人公の親友だった事を
告げずに傍にいたのかな?と考えていた。
結構、複雑にできているストーリー?
間違った解釈してるかもしれないけど、、
人の人生て、「明日がある」と思うから
安心して先延ばしにできるんだな~と、
毎日全力投球は難しいもんね、、
と思いながら観賞していた。
10月10日観賞した感想
408号室の田中くん
タイトルが面白いと思った作品。
観るのを楽しみにしていた作品で
ナレーション風に仕立ててあり
会話シーンは少ないけれども
不思議と心の通いあってる物語。
昔のフランス映画を観ているようで、
映像がバランスよく芸術的で美しいし
挿入されている音楽が感情を動かす。
後半で、リスト『愛の夢』が流れていて、
受験、コロナ、色々困難が多いからこそ
どこかで心を爆発させて不満や喜びを
友だちと分かち合うのを必要とする
時期なんだなと感じた。
自分がどうしたいのかわからない
母親のことがうざったくて仕方ない感情
空気のような存在の友達のありがたさ、
なるほどな。うまく表現できていて
10代男子の悩ましさが伝わってきた。
現実から距離を置く場所というのは、
何歳になっても必要なものだと思う。