おでって(お手伝い)ありがとうございます。
えびす祭の様子が事情を知らない方の目に触れると、漁業関係者に林業が混じっている違和感を感じるかもしれません。山師と呼ばれる業種の怪しさマックスですね。知識格差と投機目的が鉱山系山師のネガティブイメージですが、林業系山師としては、バックグラウンドを説明する必要性を感じます。
農林漁業畜産業の生産者、試作やレシピ作りには、カフェ部門も関わっており、コミュニティ内の異業種交流からSC南三陸はそもそも成立しているので、これまでの単一業種生産者と消費者交流という枠組みではなく、コミュニティ間交流と長期支援という人と人との気持ちがベースで社会連帯する複雑系がはじまりです。
森と海とのつながりと、そこで暮らす生産者の活動があって維持される自然環境と、物流・情報網の発達で生まれたコミュニティを越境する社会連帯を、時限で切る支援ではなく、持続する交流へと昇華すること、新自由主義経済の綻びを社会連帯経済で補う際の礎に、復興支援交流から生まれる新たな生産者コミュニティと消費者コミュニティとのご縁の持続というこれまで無かったカタチを、災害をジブンゴトにする信念で突き動かす熱い思いを持った突破力のある『思いをカタチに』『実行する人々』が支えていく。
百聞は一見にしかず。拙文では伝えきれない事は、現場で実際に関わって見れば、そこで生まれる強烈な刺激が、漁師の心にも火をつけて、若手漁師がまた加わる事で、雪だるま式に巻き込み膨らんでいきます。能書きより先ずは動く事。動きながら焦らずじっくりゆっくり修正していく。
関わる人々を取りこぼさない、環境負荷を低減し、人に寄り添う道が商いとして選ばれるよう、信じる道を一歩一歩進みます。
写真は裏方としてサポートして頂いた皆様です。
関係各位に深く感謝申し上げます。今後とも宜しくお願いします。
事務局 自伐型林業 波伝の森山学校(同) 渡辺啓









