今朝の『カフェブレイク』を見たのですが、
ありちゃんがとてもシュッとされていて、
相変わらずれいこちゃんと仲良さそうで(れいあり最高)・・・
ありちゃんへの愛が再び爆発したので、軽率に観劇感想を書こうと思います!
千秋楽の感想は皆さま書かれるかと思いますので、私は作品自体の感想をいつものように書いてまいります。
あ、生観劇は今年に入ってからできていないので、配信とDVDでの感想です。
※以下、盛大にネタバレします!
閲覧にはご注意下さい!
宝塚月組
『桜嵐記』感想
◆あらすじ◆
時は、朝廷が2つ存在した南北朝時代。
主人公・楠木正行は、父の遺志を継ぎ、
弟達とともに公家に仕える武士。
後村上天皇の侍女・弁内侍と出会い、恋心を抱きながらも、正行は自身の人生を真っ直ぐ見つめ、その先へと進んで行くのであった・・・。
いつになくスッキリしたあらすじ紹介ですけど、本当にお話が分かりやすいんですよね!
ワタクシおバカなので、日本物はあの人とあの人が敵対してて~ええと・・・みたいな状況に陥りがちなんですけど。
冒頭の説明のお陰もあり、
『桜嵐記』は初回から物語に入り込んで泣きました(涙。
では、ここから先はキャストごとの感想を書いていきたいと思います!
◆楠木正行
(珠城りょうさん)
自身が仕える南朝の行く末を分かっていながらも、自身の人生を真っ直ぐ歩んでいく武士。
弟たちを始め、周囲の人たちから愛されている。
真面目でカッコ良くて愛される武将という、
宝塚トップスターの要素
全部詰め込みました!
みたいな役!
またそれが
超絶似合うたまきち・・・!
ワタクシ、事前情報全くなく観たので、
弁内侍とどうなるのか全く知らなくて・・・
後村上天皇から結婚を勧められるシーンで、
「私は、また彼女を悲しませてしまう」
と言って断るのを見て、
ノォォォオオオ~(涙!!!
と、ワイ、号泣。
お互いに想い合っているのは明らかなのに!
でも、弁内侍ちゃんは過去に哀しい想いしてるもんね。
今度自分に何かあったら、
弁内侍ちゃんを悲しませてしまうもんね・・・うう(号泣。
もう、ここから私は泣きっぱなしでして・・・
(ウエクミ先生の仕業エグイwww)
クライマックスの、
戦→幼少期→戦→ラストの銀橋の流れ・・・
ああああああああああああああ(号泣。
※語彙力の低下
◆弁内侍
(美園さくらさん)
戦で縁者を失った、後村上天皇の侍女。
正行に助けられた事をきっかけに、彼と出会い、惹かれていく。
さくさくって、
気が強い女子が超似合うじゃないですか。
でもって、この時代の女性最大限の気の強さが、今回超可愛いかったです~!
正儀のツッコミじゃないけど、
「はやく付き合っちゃえよw」っていう。
キャッキャウフフな雰囲気からの・・・
まじ、何なんですかぁぁぁあああ(泣叫!!!
正行の感想と被るんですけど、
あの結婚の断り方、本当に卑怯ですよね。
「身分の違い」だけなら、そんなの乗り越えてウェーイ!って行けるけど、「自分がこの先、彼女を悲しませてしまうから」って言われたらさぁ・・・
いつものさくさくなら、「そんなの気にしないわ!」って手を取って一緒に歩くだろうけど、
時代は南北動乱期で、さくさくは天皇さまに仕える侍女なのですよね(涙。
出家して尼になるのが、彼女が出来る最大限なのも、何とも言えなくて泣きました。
老年の夏月都さんも凛としてました・・・。
ラスト銀橋を真っ直ぐ進んでいく正行を見る、美しい弁内侍・・・
本っ当に!幸せになって欲しいと思いました。
◆楠木正儀
(月城かなとさん)
楠木3兄弟の三男。
戦が大好きで河内弁を話す。
最初の「うぇーい!」みたいな雰囲気×れいこちゃんと言う事で、お調子者の面白い人かと思ったら、一番マトモな人だった感が強い正儀くん。
正行と弁内侍の♪恋しちゃったんだ~多分~♪なシーンでのツッコミと言い、色々と聡い印象でした。
個人的に凄く好きだったのが、
後村上天皇からの「褒美を~」からの、
「いやいや公家に武士が仕えるのは当たり前だから褒美は不要」のシーンの後の、
「俺たち武士は公家に仕えるのが当たり前って褒美も無し」ってキレる場面。
分かる~!
せっかく頑張ったのに「当たり前」とか言われるとさぁ~、
まじモチベ下がるよね~!
と、現代を生きる人間ワタクシも、
共感しまくりでした!
ラストの正行との2人のシーンとか、トップ×次期との王道な場面もあり。
れいこちゃんにぴったりな、すごくカッコいいお役でした・・・!
あと、老年を光月るうさんが演じているのも素敵でした・・・!
◆楠木正時
(鳳月杏さん)
楠木3兄弟の次男。
三男の正儀とは対照的で、戦はあまり好まない穏やかな青年。
ちなつさんの若い青年役、
しかも和物!
登場から「か、カッコイイ・・・!」と、
思ったら、思ったら・・・、
正時の☆クッキングタイム☆
始まったんですけどwww
いやもう何なんですかw
あれ面白過ぎるwww
からの、
百合(海乃美月さん)との
2人の世界♡♡♡
このまま2人でずっとそうしてなさい!
と思ったのに、思ったのに・・・、
百合ちゃんのお父様が寝返って、
正時さんは離縁して・・・
そこから、
めっっっっっっちゃ
辛いんですけど(涙涙涙。
正時さんが離縁を選んだのは、
百合ちゃんを守るためだったのにさ・・・
しかも離縁する時あんなに冷たくしたのに、
最期の言葉、
「妻が待ってる」って・・・
全米が泣いた。
◆後村上天皇
(暁千星さん)
南北朝時代に2つ存在した朝廷の、南朝側。
足利尊氏と対立した後醍醐天皇の息子。
配役で一番驚いたのが、ありちゃんでした。
あんなにきゅるんきゅるん可愛いありちゃんが・・・天皇さま!
良いお役でしたぁぁぁあああ(涙。
というかこの作品、どの役も良いですよね・・・。
本当にウエクミ先生すごいなという気持ち。
心優しくて、「もう誰も死なせとうない」と言いながらも、後醍醐天皇の想いを継いで戦いを選ぶという・・・。
もの静かなお役だけど、とても神々しいというか。
カフェブレでも役作りについて沢山お話されていましたが、本当に美しくて神々しくて想像以上に似合ってました!!!
そして、何と言ってもラストのお歌。
私はありちゃんの低くて太い歌声が大好きなので、それが聞けて幸せでした。
しかもその後、
正行を呼び止めるという・・・
最後の最後まで
ニクイ演出でしたね(涙。
◆足利尊氏
(風間柚乃さん)
後醍醐天皇から離反し、公明天皇を京都に擁立し、室町幕府を開いた人。
この『桜嵐記』においては、敵方となる北朝を束ねる将軍。
足利尊氏は、後醍醐天皇と共に鎌倉幕府を倒した人物なのですが、演じているのが、おだちんと一樹千尋さんという。
学年差えぐいこと
この上ないんですよね。
一樹さんの流石過ぎる重厚感というか・・・
(私は初演『王家の歌』から一樹さん大好きマン♡)
でも、その重厚感に負けていない
おだちんの存在感というか。
ありちゃんが今年やっと研10という事にも驚きましたが、おだちん本当に凄いですよね。
高師直(紫門ゆりやさん)とかも従えてる・・・
それに説得力があるのが本当に凄いです。
(おだちんに関しては毎公演すごいしか言えないマンw)
その他にも、楠木正成役の輝月ゆうまさん、ジンベエのからんちゃん(千海華蘭さん)、さちか姉さん(白雪さち花さん)、晴音アキさん・・・、
本当にお芝居が上手い人が沢山いて、皆さま大活躍されていて、引き込まれるお芝居でした。
とても長くなりましたが、
お芝居の感想はこの辺りで。
公演は終わってしまいましたが、
ショーの感想なども別記事で書いて行きたいと思います。