青森の三内丸山遺跡には出土品を
展示する縄文時遊館があります
今から5900年前から4200年前の縄文時代
の出土物がわんさかあります
縄文時遊館
入場料410円
三内丸山遺跡から出た出土品を展示している
のだが結構工夫されています
展示人形
わんちゃんも可愛いなかなか凝った良い
人形です
石槍・石鏃(いしやり・せきぞく)
今から5500年前の石器です
石器に使われる石は決まっていて最高級の
石が黒曜石です
北海道産の黒曜石が使われていたようです
北海道と交易して獲得したものです
北海道産黒曜石の塊(現代の物)
↑
割るとガラスのように鋭い刃先が現れます
縄文時代にはチョーお宝です
石匙(いしさじ)重要文化財
↑
形は匙形ですが万能ナイフのような使い方を
したようです
取手のところを紐で結んで携帯していたんで
しょうね！
縄文土器をいっぱい展示してある所には縄文
土器を作る人まで展示してあります
縄文土器と作る人
青森県の大平山元Ⅰ遺跡からは16500年前の
世界最古土器が発見されています
竪穴式住居の再現コーナーでは皆さん
ヤンキー座りをしていますね！
縄文時代は椅子が無かったようです
竪穴式住居再現コーナー
お婆さんが機織りしています
三内丸山遺跡は縄文前期から中期の遺跡で
アッサリしたデザインの土器が多いですね！
縄文土器
縄文前期から中期の遺跡なのでとても
シンプルにできています
三内丸山遺跡では栗の木だらけだったので
栗などを煮て食べていたようです
石棒(せきぼう)
石棒は男根形がおおいのですがここの石棒は
なにかすり潰したり伸ばしたりする道具の
ようです
台付浅鉢形土器
この中やクリ団子、茹でた肉をいれたので
しょうか？
土偶は縄文時代晩期の遮光器形土偶の
ような立体的なものではなくて平たい土偶
です
大型板状土偶（レプリカ）
顔、胸、へそが付いた十字型板状土偶で国内
最大の大きさです
首は90m離れた別の場所で見つかったので
人為的に壊されたようなのです
土偶
同じような板状の土偶が1500余り出土して
います
三内丸山遺跡の六本柱の掘立柱建築の柱
の跡から出てきた栗の柱です
三内丸山遺跡には栗の木が大量に植えられ
栽培されていたのです
三内丸山遺跡の地は土に水分が多く含ま
れているので残ったようです
縄文ポシェット
鈴木三男さんが1993年東北大学時代に
鑑定し「イグサの茎を編んだもの」という
のが定説でしたが後に詳しくしらべると
ヒバの樹皮で作られているのがわかって
鈴木三男さん自身が訂正したという
「弘法も筆の誤り」というような事になった
顛末が縄文ファンというサイトにありました
針
まだ金属が日本に入ってきていない縄文時代
針はなんと木を削ってつくったようです
麻の服(復元品)
木の針でこんな麻の布を編んで服を作って
いたようです
ボタンの無いツーピースです
ヒスイ製大玉
これもここで採れない新潟の糸魚川産の
ヒスイが交易で運ばれたようです
おばさんがネックレスで首にかけています
ヒスイのネックレスをしたおばさん
耳につけるにはとっても重そうな耳飾りや
木のヘアピンがあります
5500年前から女性はおしゃれしていた
ようです
極めつけはこれです！
男性が器ににウルシを塗っています
ウルシを塗る人
土器が見つかっています
ウルシは中国経由で渡来したといわれて
いました
しかし
9000年前のウルシを付けた装身具が
北海道から見つかっていて世界最古です
どうもウルシも日本独自にあったようです
いつももお椀で味噌汁を呑んでいます
自宅のお椀
↑
何故か中が赤い！
5000年以上前からの習慣かも知れません
ウルシも土器も日本から中国に伝播した
のじゃないでしょうか？
中国の伝説に西王母と東王父があります
西王母は崑崙山の固い石の出るところで
石器時代以来ずっと宝の王国です
東王父は東海にあって蓬莱・方丈・瀛州
の三神山が浮かぶと書いてあります
中国の東方には日本しか浮かんでいません
土器とウルシがあった先進地帯を東王父と
表現したのではないでしょうか？
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たかぼん
縄文ファン縄文ポシェット顛末記 鈴木三男
縄文ファンウルシ 鈴木三男
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