猫浜の中浜稔猫美術館は奇妙な淳仁天皇への哀愁が漂うのである | 誰も行かない観光地をめぐる奇妙なトラベラーたかぼんブログ

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奇妙な物、奇妙な出来事に会わずして旅行といえない!!人は旅に行くことによって、自分と違う土地、違う食事、違う習慣、違う考えを見て、それらを認め合うようになるのです。あるいは、自分を発見するのかもしれません。人類の平和のためにLet's go トラベル

淡路島には淡路市立中浜稔猫美術館という
聞くも涙語るも涙の場所がある
 
外観
 
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入口の立て看板
 
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おおなんと!!
猫好きのハートを鷲掴みの言葉
書いてありますウインク
 
あしあと
 
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床にも猫の足型がありますびっくり
 
中浜稔さんの作品
 
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こんな感じの水墨画の猫の絵ですニコニコ
猫のあくびを絶妙な瞬間で描いた作品ですね!
 
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東浦の海岸の様子が立体的にわかります
 
入場料は600円
*JAFの割引あります
 
二階には中浜稔さんの作品がてんこ盛りです
 
中浜稔さんの写真
 
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*中浜稔猫美術館パンフレットより
 
そして有料で売っている小冊子がこれ‼️
淡路島 猫浜物語
 
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淳仁天皇尻尾の短いオスのトラ猫を飼っていた
 
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 *猫浜物語より
 
猫の名前は「こま
この猫は気性が荒く女官達に嫌われていたので不憫に思った天皇が可愛がったのです
 
この頃
孝謙上皇(女帝)弓削道鏡が政治を牛耳り
淳仁天皇を廃位させ淡路島に流刑にして
孝謙上皇が再び称徳天皇になったのです
 
以来明治時代まで、淳仁天皇廃帝淡路廃帝と呼ばれていて、淳仁天皇になるのは明治時代です
 
主人が居なくなったこま
ある日、宮殿を抜け出して主人の廃帝淳仁天皇を追うことにします
 
宮中より逃げ出す
 
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 *猫浜物語より
 
山谷を越え、川を越えやっと明石に着きましたが
主人のいるところは海の向こうの淡路島です
 
さんざん考えて、ある日、海を泳ぎ出します
水に浸かるのを異様に嫌がるあのネコがです
 
しかし
 
明石海峡の海流は速い
溺れかけたその時に
 
スナメリの背に乗る
 
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 *猫浜物語より
 
スナメリ(小型のクジラ)がこまを背中に乗せて
助けて、淡路島の東浦の浜に送ってくれました
 
チヨとの出会い
 
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*猫浜物語より

宮中で淳仁天皇の母親に飼われていた
雌猫のチヨと再会しますびっくり
そして、淳仁天皇の行った方向を聞くのです
 
主人は亡くなっていた
 
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 *猫浜物語より
 
チヨに聞いた方向に行ってみると淳仁天皇(淡路廃帝)は病気で亡くなっていたのです。一説には暗殺されたとも言われていますガーン
 
こまは悲しく泣き続けたが、チヨが迎えに来てくれたらしいニコニコ
 
それからどうなったかは猫浜物語を買って読んでくださいグラサン
 
二階の展示室にも原画と物語が展示してあります
 
こまが上陸してチヨと会った東浦の浜は猫浜と呼ばれていたのですが、今は中浜と呼ばれています
 
墨絵の体験もできますが
こんなポスターがありました
 
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大阪の日本橋にあるなら
家から歩いて行けるなぁ~!
 
猫の神社
 
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美術館の横に海の向かって神社があります
 
こまとチヨの石像
 
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こまチヨは寄り添って海岸を眺めているのでしょうね!
 
中浜の海岸
 
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猫浜→中浜になったらしい(文献:猫浜物語)
 
猫も海を渡るほどの「こま」(猫)をかわいがり
廃帝されて暗殺された淳仁天皇の無念
哀愁を帯びた中浜海岸は語っています
 
猫好きの歯科医は
 
 
たかぼん
 
淡路市立中浜稔猫美術館
 
淡路市立中浜稔猫美術館 マップ