と言われた竹田です。
みなさん、こんにちは。
吸引力の落ちない唯一のドクター。根こそぎ先生の竹田です。
昨年末の事ですが今なにかと話題のおなかの根こそぎ脂肪吸引を担当しました。
患者様の年齢は６５歳。
数十年前におなかの脂肪吸引を経験済みで
今回再手術を希望されて私のところにいらしてくれました。
患者様の娘様がネットで私の事を調べてくださったらしく
患者様（＝お母様）を私に紹介してくれたわけです。
私と患者様と娘様の３人でカウンセリングを行ったのですが
私が患者様に対して抱いた第一印象は
手術ができるかどうかギリギリの状態だな
というものでした。
その理由は
６５歳という年齢。
体重が７０ｋｇほどある。
再手術。
アルコールが好きで多量のお酒を毎日欠かさず飲んでいる。
ヘビースモーカー。
であるからです。
６５歳という年齢以上に体は悪いと容易に想像されました。
医療の世界では「ハイリスクの患者」として位置づけられる状態です。
しかし患者様は数十年前とはいえ脂肪吸引経験者でしたので
脂肪吸引に対する理解度が非常に高く
付き添いの娘様のサポートもしっかりと得られそうでしたし
何よりも患者様の熱い要望もあり手術をやらせていただくことになりました。
患者様が数十年前に受けられた脂肪吸引は
お産のほうがはるかに楽に感じるほど激痛で大変なものだったそうですが
今回は完全無痛で根こそぎ脂肪吸引をやらせていただきました。
無痛ですから手術中であっても患者様は気軽に過ごせたようで
いろいろと私にお話をしてくれました。
その中でとても印象に残ったのが
患者様の息子様が私と同い年のようで
息子様がとても親孝行でお母様を大切にしていて
お母様はとても嬉しいというお話でした。
そして「先生もお母さんを大切にしなさいよ」って言われました。
たしかに・・・そう言われれば・・・
最近私は親孝行をしていないような気がしてきました。
４ヶ月ほど前に旅行に連れて行ったっきりです。
親孝行って何だか旅行などに連れて行くとか大それたことを想像しがちですが
何もそんなに気張らなくたってちょっと電話をかけてみるだけでもいいわけですし
それだけでも親は十分に嬉しいものなんだそうです。
この患者様の手術が終了してすぐに私は母親に電話してたのですが
やっぱり嬉しそうでしたね。
今月末には私の住むマンションに遊びに来るそうですので
母親の話にしっかりと耳を傾けて話し相手になって
そしていろいろなところにお食事に連れて行ってあげようと思っています。
「お母さんを大切にしなさいよ」
とっても素敵なアドバイスを患者様から頂き
医療以外の人間的な面で患者様に成長させてもらいました。
ありがとうございました。
患者様は私のことを息子様のように可愛がってくれていまして
経過観察でお会いするたびに私に何か差し入れをしてくださるんです。
下の写真は術後１週間目の経過観察の際に持ってきてくださった差し入れです。
さすがお酒好きなだけあってビールの差し入れを頂きました。
ありがとうございました！
明日のブログではこの患者様の術中の写真を紹介することにしましょう。
お楽しみに！