二重幅調整のための眉下リフト 術後6ヵ月までの経過 | 医師の技術教育指導担当 Dr村松@湘南美容クリニック

医師の技術教育指導担当 Dr村松@湘南美容クリニック

湘南美容クリニック新宿本院主任医長兼技術指導医Dr.村松が日々の症例や美容外科に関することを分かりやすく解説します。

本日ご紹介する症例の患者様は20歳代後半の女性、以前に他医にて全切開法二重及び目頭切開術をお受けになられていましたが、特に目を強く開いたときに皮膚が被さる状態を改善したい、とのことでした。

 

普通に目を開いたときは

強めに開くと

 

つまり、

この状態に対する改善法としては

・再度の二重全切開

・眉下切開(眉下リフト)

 

が挙げられます。

 

眉下切開で行う場合は全切開二重と比べてダウンタイムが少ない、まぶたの厚みも改善が期待できる、などのメリットがありますが、一方で傷跡が残る、今後加齢してからの眉下切開がやりづらくなる、などのデメリットが考えられます。

 

今回はMD式眉下リフトで行うこととしました。

 

術前→術後6ヵ月です。

 

「色々悩んだけどオペしてよかったです」と大変ご満足(5/5)いただけました。

 

眉下リフトで皆さまが気にされる傷に関してですが、一般的には以下のような経過を辿ります。

 

術後1週 抜糸

術後1ヵ月 傷の赤み、硬さのピーク わずかに傷が隆起(肥厚性瘢痕)する場合もある

術後3ヵ月 赤み、硬さはまだ残るものの、術後1ヵ月に比べて改善傾向となる

術後6ヵ月 かなり目立たなくなる

術後1年 周囲の皮膚と馴染む

術後2~3年 更に馴染む

 

今回のケースでも経過を見てみましょう。

 

術直後

術後5日抜糸直後(通常は術後6日以降を推奨しています)

術後1ヵ月

術後3ヵ月

術後6ヵ月

 

術後6ヵ月でこの状態であれば術後2,3年経過する頃にはほぼ分からなくなるでしょう。

 

ご参考になりましたら幸いです。