本日ご紹介する症例の患者様は60歳代の女性、上まぶたのたるみにより目が開きづらい、視野が狭い、とのことで改善をご希望されました。
加齢に伴う上まぶたのたるみに対しては眉下リフト(眉下切開)が適応となるケースは非常に多いです。
眉下リフトのカウンセリングを行う際に時折「眉下リフトをするとツリ目になるのは本当ですか?」と聞かれることがあります。
これに関しては実際に症例を見た方が分かりやすいと思うので見てみましょう。
MD式眉下リフトの術前→術後6ヵ月です。
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非常にたるみの強い方でしたので皮膚切除は最大幅14㎜で行っています。
たるみもある程度解消し眉毛を持ち上げるクセ(反射的前頭筋収縮)も改善傾向です。
結果には患者様もご満足して頂けました。
さて、先ほどの眉下リフトをするとツリ目になるのか?ですが…
術前と比べるとやはりツリ目っぽくなっています。
ですが正確にはツリ目になる、というよりも「加齢するとたるみにより目尻側中心に皮膚が被さりタレ目っぽくなる。なので若返り手術(この場合眉下リフト)を行うとたるみが解消されツリ目っぽくなる。但したるみが無かった若いころ以上にツリ目になるわけではない」というのが正しいと言えます。
要するに歳を取るとタレ目っぽくなるわけだから若返る=ツリ目っぽくなる、なのです。
ですが目尻(外眼角)の位置が変わるわけではないので、昔よりもツリ目になるわけではありませんのでご安心ください。
では術後の詳細経過です。
術直後
術後1週抜糸直後
術後1ヵ月
術後3ヵ月
術後6ヵ月
ご参考になりましたら幸いです。