数年前に、雑誌の特集で「貧食」と
言葉を初めて聞きました。
貧食と聞くと、食べる事に困っている、と言う
想像をしてしまいましたが、全然違うんですよね。
むさぼり食べる事、つまり当たり前に食事を取る事が
出来ないから、食事を取れるときにはがっついてしまう…
みたいな事なんですかね…。
どっちにしても食事が十分ではない、と言う
事を想像できるのですが、直接的なのか
間接的なのか、と言うことで少し違ってきます。
先日、世界的にチェーン展開している
ファストフードのお店の話をしていました。
小学校の頃、夏休みや冬休みなどの長期休みの時、
お昼ごはんをそのファストフードで食べたり、
中学・高校の頃は学校帰りや部活帰りに
みんなで行ったりしていました。
そんなに頻繁には行っていませんでしたが、
友達の遊びに行くときには、500円でセットが
食べることが出来ていたので利用回数は
多かったと思います。
大学に進学してからは、そのファストフードの
本場と言われる国にいましたが、
そもそも寮生活でわざわざそのファストフードを
食べに行かなくても、食事がファストフードの
様なものばかりだったので、
うんざりしてしまい、滅多に行くことはありませんでした。
もう数年は食べていませんし、
正直、食べたいとも思っていません。
今もそうですが冷凍食品は食べないように、
なるべく、調理済みのパッケージになっている
商品も食べないようにしています。
外食だけはなかなか減らそうと思っても
難しいのですが、極力減らすようにしています。
特に大学に進学してからはその傾向が
強くなっています。
理由はおいしくないから、が9割ですが
そのほかの1割は、何を食べているか
わからないから、という事です。
パン屋のキッチンでバイトをしていた事もありますし、
商業施設だったので他の飲食テナントの
厨房も前を通るとたまに見えてしまうこともあったので
どんなものなのかを見せてもらいました。
やはり、どんなにきれいにしていようとも
食品がある暖かい場所、となると…ということも
ありました。
それでも私がいたパン屋は新設の商業ビルに
テナントとして入っていたので
被害はあまり無かったと思いますが、
それでもありました。
キッチンでもお店のほうでもかなり対処は
していましたが、新設の商業ビルでも
対処しなくてはいけません。
と、言うことは3年以上経っているところならば
当たり前にあるんです。被害って。
そう考えると、なかなか怖くなってしまったのですね。
外で食べる事自体。
ましてや低価格でご飯を提供してくれるお店って
当たり前ですが、客単価が低いから
客の回転数を上げる事が単純に売り上げを
あげる方法です。
そして、なるべく経費をかけないように…となると
食品ならば化学の力を借りてくるのですね。
その化学の力を借りていないようなお店でも
借りようと思わなくても借りてしまっている事もあります。
きっと私たちは自分たちで食材を育てていない限り
化学の力を借りた食べ物を食べています。
そのこと自体が「貧食」だと思います。
貧食の時代の弊害は隠しきれないほど
私たちの目の前にあって、それが
当たり前のように感じ始めている事も事実です。
貧食の時代。
これが「豊かさ」の象徴なのか、と疑問ばかりが
浮かんできます。