滋賀県議会2月定例会での、駒井千代議員の一般質問をレポートします。
『ともにいきる 健康しがについて』
駒井議員
障害の有無に関係なく楽しめるよう今後の観光 政策で取り組んでいくべきことについて伺う
県答弁
国スポ・障スポの教訓を踏まえ、バリアフリー情報の発信や体験情報の収集・発信などソフト面の対応が重要。サポーター制度による人的対応力向上、国補助の活用促進による施設整備、滋賀県シガリズム・デスティネーションキャンペー ン推進協議会に今年度からあらたに参画していただいた障害福祉団体の意見も伺うなど、本県の観光が障害の有無に関係なく楽しめるものとなるよう取り組みをしていく。
駒井議員
障害者を対象とする県職員の採用について
県答弁
障害者採用試験の対象を知的・精神障害にも拡大し、毎年度、精神障害のある職員の採用をしている。加えて平成30年度から「チャレンジ雇用」で会計年度任用職員として任用し、知的・精神障害のある職員の採用につなげ、民間就労にもつなげている。
駒井議員
前回答弁(令和4年7月議会)以降の障害者 の働き方改善の取組について
県答弁
障害者活躍推進計画に基づき「人・仕事・環境」の視点で取組を推進。職場適応支援者2名による面談等で職場定着支援を行う取り組みを充実させた。勤務時間短縮制度も導入し、障害があっても働き続けられる環境整備の推進と自分らしさや強みを活かして活躍できる県庁づくりを進める。
駒井議員
最低賃金の意義と憲法で保障される健康で文化的な最低限度の生活の意義について伺う
県答弁
最低賃金は低賃金労働者の生活安定と不安軽減、安定した生活環境づくりに資する重要な仕組み。大阪高裁における聴覚障害のある子どもの判決は、ともにいきる社会の実現を目指す上で、大変意義深い判決であった。憲法25条の健康で文化的な最低限度の生活は基本的生活条件の確保を意味し、尊厳ある暮らしを支える制度・施策の基盤である。
駒井議員
障害者の働くということについて、今後どのように取り組んでいくのか伺う
県答弁
働くことは経済的基盤だけでなく尊厳や自己肯定感、社会とのつながりをもたらす重要なもの。関係部局・関係機関と連携し就労の場の確保や環境づくり等に取り組んでいる。昨年10月に国の新たな障害福祉サービスである就労選択支援事業が開始され、就労能力や適性に応じた選択を支援し障害のある人が居場所と出番を実感できる社会づくりを推進していく。
駒井議員
分身ロボットの実証実験や利用に対する補助について検討してはどうか
県答弁
分身ロボットは接客や学習支援など多様な活用があり、外出困難な方の社会活動を広げる可能性がある。国スポ・障スポのレガシーを踏まえ、障害のある方の社会参加を一層推進したい。技術について情報収集を進め、社会で活躍sる機会の拡大に向け県として活用可能性を追求していきたい。
駒井議員
県内の特別支援学校の指定状況について伺う
県答弁
特別支援学校17校のうち、指定福祉避難所2校、協定による福祉避難所3校、両方1校、一般避難所8校。残り3校は未指定で、敷地の状況やスペース等の関係で避難所となっていない。
駒井議員
もう少し特別支援学校そのものが福祉避難所としての機能をアップしていくことが必要ではないかと思うが、その点について伺う
県答弁
指定福祉避難所は対象者を特定し、公示することによって、受入対象者とその家族のみが避難する施設。またバリアフリー化や生活相談員等の配置が求められる。特別支援学校も要件を満たしていると想定されるため、福祉避難所として機能する。健康医療福祉部の「誰もが安心して利用できるための避難所チェック」リストを市町に周知し、活用してもらい、避難所確保が進むよう連携していきたい。
駒井議員
医療的ケアの必要な方の個別避難計画の作成状況について
県答弁
令和3年の災害対策基本法の改正により市町の努力義務となり県が支援を行っている。難病患者71人、小児慢性特定疾病児童等65名の135人で計画作成は少しずつ増加しているが割合は低い。関係機関と協力し実効性を確保しつつ市町への伴走支援を強化していく。
駒井議員
軽度の障害者も個別避難計画の作成を申請できるのか、県内市町の状況について伺う
県答弁
避難行動要支援者の対象は市町が災害対策基本法の定義や内閣府の指針もふまえ基準設定し、ほとんどの市町で身体2級以上・要介護認定3以上・知的障害A判定のみ等とされている。軽度の障害者の方を対象とするかは各市町が個別判断している。
駒井議員
軽度の方、グレーゾーンの方への申請できるという啓発について伺う
県答弁
軽度の障害をお持ちの方も環境変化で支援が必要となる場合があり、市町で個別に判断されているが、仕組みが有効に運用されるには支援が必要な方や地域の方々の理解が進むことが大切。市町や関係団体と連携しリーフレット配布やセミナー開催により情報が届くよう周知・啓発の強化を図る。
駒井議員
アール・ブリュットを今後どのように進めていくのか
県答弁
県立美術館は全国唯一の「アール・ブリュット」を作品収集方針とし790件のコレクションを保有し巡回展示で発信している。近年の福祉と企業の連携など新たな広がりも踏まえ、美術作品としての価値を基本にアール・ブリュットの魅力や可能性を伝えていきたい。
駒井議員
次期障害者プラン策定にあたり、「ともにいきる 健康しが」の未来の姿をどのよう
に描いているのか伺う
県答弁
障害の有無にかかわらずお互いにその人らしさを認め合い、地域で支え合う共生社会の実現に向けて取り組んでいる。心のバリアや生活・就労の課題がある。次期障害者プランの策定では関係施策の連携や就労支援、防災、文化・スポーツを通じた社会参加の促進等を展開し、誰もが輝く共生社会の実現を一層推進していく。
駒井議員
改めて次期プラン策定、「ともにいきる健康しが」にむけた知事の決意を伺う
県答弁
活躍・チャレンジできる環境づくり、当事者との対話、障害の社会モデルの3つが重要と考える。災害時の支援も大事に持ちつつ、時期プランの改定の議論を進める。


















