滋賀県議会9月定例会での、駒井千代議員の一般質問をレポートします。

『木育拠点について』
駒井議員
しがモックがオープンしてからの状況について伺う。
県答弁
8月24日のオープンから9月15日までの開館日18日間に、計5,852人と大変多くの方に利用いただいている。8月末までの夏休み期間中と土日祝日には、一日平均365人の利用があった。利用者アンケートでは、「木の香り、肌触りがとてもよかった」、「遊ぶものがたくさんあるので、長く遊べる」などの感想をいただき、ほとんどの方がまた来館したいと回答いただいている。一方で、休日には、利用者の集中により施設の定員を超えることが多く、入場制限を行っている状況。
駒井議員
事前予約制の導入について伺う。
県答弁
混雑緩和や待ち時間解消のために、今月から、休日は一日を3つの時間帯に分けて各回の開始前に定員分の整理券を配布する3部入れ替え制を導入している。現在は当日受付のみで来館しても入館いただけない場合もある。インターネットを利用した事前予約制のできるだけ早い導入を検討している。県外の木育施設で利用されている予約システムについて情報収集をし、検討したい。
駒井議員
団体利用に向けての課題について伺う。
県答弁
団体利用や貸切り利用について、秋の行楽シーズンを前に、学校やこども園、放課後児童クラブなどから大変多くの問い合わせをいただいている。
団体利用や貸切り利用を受け入れることによる一般の利用者への影響、障害のある方や医療的ケアが必要な方への対応、木工体験をしたい、複数のクラスで順番に利用したいなど個別要望への対応などの課題が現在あると考えてございます。
駒井議員
団体利用の課題解決について伺う。
県答弁
団体利用および貸切り利用は、専用の問い合わせ電話番号をご案内し、事前にご相談のうえ予約をいただいている。一般の利用が制限されることについては、繁忙が想定される日に団体利用や貸切り利用を一定制限しているが、さらに利用しやすくなるよう、団体利用等の方と一般の方とのバランスを考慮しながらより検討を深めていきたい。
障害のある方への対応は、事前に下見をいただき必要な配慮を聞き取るとともに、運営スタッフを増員するなどの対応を検討していきたい。団体個別要望については、まずは事前に要望の内容を聞き取り把握することで、可能な限り対応に努めていきたい。
引き続き、他の木育施設の事例も研究しながら、しがモックだけではなく、近江富士花緑公園や希望が丘の利用も提案しながら、多くの方々の希望に添えるよう努力してまいりたい。
駒井議員
ワークショップ室の利活用について伺う。
県答弁
施設内にあるワークショップ室は、簡単な木工体験や講座の開催による木育の人材育成、様々な方々との連携の場として整備をしたもの。現在、休日のイベントとして木工体験に利用することあるが、それ以外は十分に活用できていない状況。限られたスペースを有効利用するため、ワークショップ室に小学生以上の児童でも楽しめるような、例えばゲーム性のあるような木のおもちゃを設置するなど、検討したい。
駒井議員
森林実習館のスペースの利用について伺う。
県答弁
森林実習館は、県の林業普及センターが管理する施設で、滋賀もりづくりアカデミーなどの林業の担い手を育成する研修施設として使用している。この施設は、県庁舎と同様の公用施設となっており土日祝日は閉館している。施設管理上、一般開放はしてないが、しがモックの運営者とも連携しながら、県主催の木育イベントを開催するなど、土日祝日の利用についても検討していきたい。
駒井議員
芝生エリアでの利用について伺う。

県答弁
芝生エリアも林業普及センターが管理する公用施設の一部で、マルシェや木育イベントを自由に実施できない状況。御提案にあったように、将来的には芝生エリアを公園の指定管理区域にすることも含め、木育拠点としての利便性、魅力をさらに高められるよう様々な検討をしたい。
駒井議員
公園全体の協力体制について伺う。
県答弁
来場したたくさんの方々がそのままお帰りにならず、周りで様々な体験をして木育の趣旨を理解もいただき、お帰りになっていただくということが非常に重要。公用施設と何ができるのかしっかりと考えていきたい。センターとの連携とか様々なことも考慮に入れながら、県主催で何ができるのかしっかりと考えていきたい。
駒井議員
他団体との連携について伺う。
県答弁
令和5年、2023年4月に策定した「つなぐ『しが木育』指針」では、拠点となる木育施設を整備すること、多様な主体と連携して取り組むことを定めている。木材関係団体や大学、子育て支援団体などと連携し、現在、取組を進めている。木育拠点は、昨年度末のローム株式会社による近江富士花緑公園の再整備、8月のしがモックのオープン、今後実施予定の木工施設「ウッディルーム」の改修や林業普及センター多目的室の整備により、今年度末にはグランドオープンを迎える予定。地元の野洲市、森林組合、大学、企業等とも連携し、人材育成、担い手確保にもつながる取組を行うことで、木育拠点としての機能を最大限発揮し、「しが木育」の実現を目指してまいりたい。