小さい子にも美徳で承認 | はっぴーはぐ★ママ達のしあわせのために

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しあわせ子育てサークル「はっぴーはぐ」主宰、子育てコーチ、子どもの生きる力を育む美徳講座(Virtues Project)ファシリテーター、公文式教室の指導者であるSAYURIが、子ども達の無限の可能性とママたちの輝きと喜びと活力を引き出すヒントを綴ります。

小さい子に美徳の言葉って難しいんじゃない?って思う方もいるでしょうね。


でも、使い方と使う頻度によると思います。


つい先日、うちの子ども達が姉弟喧嘩をしていました。

原因はテレビのチャンネル争いです。


ナオ(4歳)が観ていた番組を、学校から帰って来たゆっき(11歳)が

ナオに何も聞かずに、いきなりチャンネルを変えてしまいました。


ナオが怒ってもチャンネルを変えてくれないゆっき。

ついに、ナオは泣き出してしまいました。


私にゆっきが番組を変えてしまい、戻してくれないことを言いつけに来るナオ。

「自分でもう一度ゆっきにきちんとお願いしてみてごらん」と私は言いました。


もう一度お願いに行くナオ。聞いてくれないゆっき。


聞いてもらえなくて、もう諦めるしかない状況です。

泣きながらまた私のところにやって来ました。


そのナオを抱き締めて、

「ナオもテレビ観たかったよね~(感情の承認)。

でも、忍耐強く我慢して偉いね(美徳の承認)

と美徳を承認してあげました音譜


子どもに美徳を教えるタイミングで、一番良いのは、

出来ている時に何の美徳を発揮できていたか教えてあげること。


「忍耐」とか「辛抱強さ」とかっていう言葉は、小さい子にとって分かり辛いですよね。

でも、出来ていない時に「忍耐が足りなかったね」というよりも、

出来ている時に「忍耐を発揮できたね」って言ってあげる方が、

その時の状況や自分の感情、そしてそれを必死で耐えている状態など、

出来事の前後関係で感覚的に理解していけると思います。


そういう体験によって、

また同じような状況になった時に、どの美徳を発揮すれば良いのか、わかります。

ただ、我慢するのではなく、自分を承認しながら耐えることが出来るのではないでしょうか。


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