今年、
131本目。
フランス映画。
18世紀のフランスを舞台に、
望まない結婚を控える貴族の娘と、
その娘の肖像画を依頼された女性画家の話。
非常に、
映画全編をとおして、
映像が絵画的であり、
さまざまな意図が凝らされていて、
すばらしいです。
見る、
見られる、
の関係性というか、
そのあたりも、
非常に意図的に描かれていて。
一つ一つの映像の、
美しさと、
パンチ力が半端ないです。
また、
音を意識した演出も、
すばらしく、
安易に音楽に頼らないのもよいです。
ただ、
二曲だけ、
それもひどく印象的な音楽が流れ、
それがまた最高すぎます。
心、
揺さぶられます。
主演の二人の、
表情や、
目線がまたすばらしく、
そのあたりを、
絶妙にとらえた、
カメラワークとかもすごいです。
また、
女中もふくめて、
女性3人の、
ユートピア的な世界の描き方も、
なるほどなあと。
映画全体に、
伏線というか、
隅々まで、
しっかりつながっていて、
終わっても、
また観たくなるというか。
派手な映画ではないですが、
とっても、
感情を揺さぶる、
すてきな映画でした。