今年、
115本目。
監督、
内藤瑛亮。
創作の、
エネルギーに、
満ち満ちた作品というか、
自主映画のかたちをとることで、
非常に自由な作品だなと思いました。
終始、
人間の醜い部分や、
弱さを見せつけられる展開に、
なかなかびっくりさせられるし、
安易に、
善悪だけで判断できない、
すっきりすることを簡単に求めてはいけない、
もやもやさせられっぱなしの感じで、
それが、
この作品の存在意義なんだろうと、
思います。
ひどくねじれているというか、
ひどくゆがんでいるというか。
役者たちの、
飾り気のない、
生々しい演技もすばらしいし、
親たちの演技の迫力もすごい。
やっぱり、
主人公の母の、
なんともいえない、
エネルギーがすさまじいです。
不快感で、
いっぱいになる人も多そうですが、
それでも、
この作品の異様なエネルギーは、
非常に観る価値が高いと思います。