映画『WAVES』 | さよならことば。映画と本とドラマ。
今年、
12本目。
すてきな音楽がたくさん流れる、
おしゃれな映画と思いきや、
なかなかに重たいテーマ、
そして、
ユニークな構成と展開にびっくりしながら、
とても味わいのある映画でした。
凝った映像に、
好き嫌いがわかれるかもしれませんが、
自分はとても心地よかったし、
俳優たちの、
力のある演技もあって、
とても考えさせられる映画でした。
主人公の黒人男性は、
『ルース・エドガー』とは、
また全然違う感じで、
すばらしいなと。
また、
中盤の、
いわゆるひとつの、
クライマックスの場面は、
非常に緊迫感があり、
追いつめられる主人公の気持ちに、
なんともいえない気持ちにさせられます。
後半部分は、
前半とは違って、
ゆったりと描いていく感じで、
やや物足りなさはあるものの、
とてもよいなと思いました。
力のある作品で、
観てよかったです。