映画『風の電話』 | さよならことば。映画と本とドラマ。
今年、
246本目。
東日本大震災で、
家族を津波に流された女子高校生。
広島で暮らしていた彼女は、
あるとき、
自分がすんでいた岩手に戻る決意をし、
ヒッチハイクでいくことに。
139分と、
長尺ではありますが、
非常によい映画でした。
ドキュメンタリーのような演出、
あまりカットせずじっくり撮る感じ、
物語が進むにつれ、
それらのよさが増幅され、
ラストの風の電話につながっていきます。
モトーラ世理奈は、
すごくよい存在感で、
演じてない感じがすばらしいです。
死者と会話できる、
風の電話でのシーンが、
本当によいです。
また、
自分は、
モトーラ世理奈がでる、
ぐらいしか知らずにみたので、
三浦友和、
西島秀俊、
西田敏行、
といったそうそうたるメンバーがでてきて、
びっくりしました。
特に、
西島秀俊がでてきたときは、
心踊りました。
みんな自然体で、
力の入ってない感じがとてもよいです。
演出方法の関係で、
やや長めですが、
見る価値のある映画です。