映画『ハウス・ジャック・ビルト』 | さよならことば。映画と本とドラマ。

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映画ならなんでも。オールジャンル楽しんでます。マニアックめが多め。あとは、本もたまに紹介。ドラマもたまーに。
ちなみに音楽は、紹介はしませんが、パンク、ハードコアはじめ、なんでも好き。



今年、
10本目。

監督、
ラース・フォン・トリアー。

監督作品は、
すべてみています。

今回は、
殺人鬼を描きながらも、
確かにショッキングな感じはあるけど、
過激にはみえませんでした。


一人の男を丹念に掘り下げ、
肯定も否定もせず、
淡々と描いているように思えました。

そして、
その一つの解釈が、
エピローグのくだりかなと思ったり。


マット・ディロンは、
とてもよい味を出しています。

ユマ・サーマンも、
つかみはばっちり的な登場で、
盛り上げているし。

構成は、
いつものように、
章だてチックなので、
それもあいかわらずよいなと。

ラストの歌は、
ちょっと笑ってしまったり。


殺人鬼を描くことで、
何を表したかったのかは、
非常に興味深いです。

まあ、
殺人そのものというよりは、
全然違うなにかを描いたのかもなあと。

幻想的な映像や、
ドキュメンタリーな映像の差し込みも、
とても好きでした。