町田康のエッセイですが、
あいかわらずの、
とぼけた感じの文章がすてきです。
テーマは、
断酒。
30年飲み続けた酒を、
四年間やめている作者の、
断酒にたいするああだこうだが、
これでもかと詰まっています。
自分も、
毎日飲んでいますが。
やっぱり、
やめる気にはなりませんでさたが、
それでも、
何で自分は飲んでるのかなとは、
少し考えました。
テーマとしては、
断酒でなく、
あくまでも、
他者と比べず、
自分を見つめていく、
自己認識の改革になっています。
人生は幸せじゃない、
という視点から、
さまざまな小さなことを、
味わうことが大切だと、
改めて思わされます。
文体のまわりくどさも、
またおかしくてよいです。