こんにちは。
元福祉職員でファイナンシャル・プランナーの鹿野です。
クーラーの室外機に水が入り基盤がアウト
経過年数も経っていたので買い替えました
これで、我が家の台風の後始末がやっと終わりましたとさ・・・
さて、先日のブログ『そもそも、どのような人が"障がい者"なのか?』
https://ameblo.jp/sayoko-shikano/entry-12401673886.html
の最後に、知的障がいには障がい定義はありません。
そして、療育手帳は「愛の手帳」なのです。
この意味わかる人にはわかるのですが、皆さんはどうでしょうか?
という投げかけをいたしましたところ、数人の方から、障がい定義のことと「愛の手帳」の意味について質問がありました。福祉の支援者や関係者から質問されることが多かったです。
興味を持ってくださったことを嬉しく思います。
そもそも、「愛」ということばを辞書で調べると次のような意味があります。
- 親兄弟のいつくしみあう心。ひろく、人間や動物への思いやり。
- 大切にすること。かわいがること。めでること。
- 相手が幸せでいてくれればいいという気持ち。
見返りなく相手の幸せを望む気持が「愛」ということのようです
「愛の手帳(療育手帳)」とは、療育手帳を発行される知的障がい者更生相談所の所長さんから、障がいのある人を思いやり、大切にし、幸せでいてくれればいいという気持ちになるために交付する手帳と教わりました。
東京都など、一部の行政で使われている「愛の手帳」のことを指しているのではありません。
(でも、その意味があるから療育手帳を使わずに愛の手帳にしたのでしょう)
また、知的障がいには定義がないということも以前のブログでお伝えしました。
じつは、それも深い愛があるからこそ定義付けをしてこなかったのです。
これまで、障がい定義がないことで、多くの虐待を受けている児童や学習面や行動面などがグレーな子どもたちも助けられてきました。
平たく言えば、障がいがあるかどうかわからないぐらい軽度な子どもであっても、福祉の助けを必要とするならば、手帳発行機関の所長判断によって療育手帳が交付されるケースがあるということです。
ここ最近は、グレーな子どもは発達検査を受け、精神の手帳を取得するケースも増えてきたので、療育手帳ではなく精神障がい者福祉手帳を持っている子が増えました。
発達障害やグレーな子どものサービスを確立する上で、時代とともに手帳の取得方法も変化しています。
療育手帳を取得するかしないかで迷っている方が多くいらっしゃいます。
手帳はいったん取得しても、必要がなければ市町村に返すことができます。
福祉現場の職員にしたら「な~んだそんなことだったら知ってたわ」ということかもしれません。
もし、このブログを読んでいるあなたが支援者なら、療育手帳が愛の手帳と呼ばれる意味と、
その手帳を使って支援を受けている人が、あなたの支援によって豊かになっているか・・・
今一度見なおしてみてはどうでしょうか。
療育手帳は愛に基づいた手帳と言うことに気付いてもらえれば嬉しく思います。
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