グアナカステ保全地域 (ACG)編10/23でも紹介した
グサネーロス(Gusaneros)
「グサノ(Gusano;イモムシ)を扱う人たち」の意味
彼らはACGに生息する蝶、蛾の特定、調査など
ジャンセン教授を始め
その他の研究者たちの手足となって働いている
要は
ACGエリア内のイモムシなどを採取し
成虫になるまで
1匹1匹をデータ管理し
研究、繁殖等に役立てる
とても大切な作業を委ねられている
グサネーロスが働いている場所は
エリアのあちこちにある
(ジャンセン教授だけでも6ヶ所あり)
なので
彼らは一か所にとどまらず
毎日場所をかえての作業となる
せっかくの機会なので
あまりお目にかかれない
彼らの作業というものを
体験とともに徐々に紹介していきます
まず朝一番にやること
夜の間に羽化した虫をチェック
1匹1匹がナイロン袋やビンに入れられ
管理されているので
ひとつひとつを
羽化していないかチェックしていく
小屋の天井一杯に下がるナイロン袋
このチェック作業は
イモムシ苦手な私でも
なんとかできるお手伝い
羽化した虫を見つけるのも楽しかったりする
ちなみに
羽化した蝶などはそのまま冷凍庫へ
他ハエやハチなどは
その場で標本にするらしい
そして
ACGのシンボルマークの蛾
メキシコから南米パラグアイまでに棲息する
ヤママユガ科
ロスチャイルドヤママユ属
コスタリカでも90~100種あるうちの一種である
Rothschildia erycenaは
数が少ないので繁殖させるそう
ここで
なぜにここに? 編7/13で紹介した蛾
シンボルマークの蛾って
この蛾に似ている
ということは
この蛾って
ロスチャイルドヤママユ属の一種だった?
それならナゾが解けるぞー
まぁこれは置いといて…
これらの羽化した虫
死んでしまった幼虫
使い終わったビニール袋
ジャンセン教授がチェックするまで
捨てることがないとのこと
グサネーロスⅠ~Ⅳまで
シリーズ化しますので
よろしくです