おはようございます
春の代表的なお花の1つであるチューリップ
お誕生日や記念日の贈り物としてチューリップの花束や、アレンジメントをもらうことも多いのではないでしょうか
プレゼントでもらったチューリップは、日々のお手入れや飾り方で長く楽しむことや、より魅力的に見せることができます
今回は、チューリップをプレゼントでもらってからやるべきこと、自宅で飾っている時のお手入れ方法をまとめました
お花にあまり親しみがない方でも、ポイントを押さえればきれいにチューリップを長く保てるようになれますよ
お誕生日や、結婚記念日などで頂いたチューリップ
せっかくもらったなら、長く楽しみたいですよね
花束などでもらった切り花のチューリップを、長持ちさせるためにやりたいお手入れ方法をご紹介します
●ラッピングを取る
まず初めにチューリップに限らず、花束やブーケをもらった時は、ラッピングや保水のためについているゼリーなどを取り除きましょう
「きれいにラッピングされているから」と、取ってしまうのはもったいないように思う方もいらっしゃるかもしれません
しかし、そこはお花を長持ちさせるためのコツなので、自宅についたらなるべく早く取ってあげてください
ラッピングのセロハンなどを取ることによって、お花が蒸れてしまうことをさけることができます
ちなみにラッピングのセロハンは、「きれいにお花を見せるため」はもちろんですが、持ち帰る時や配達の時に「お花を傷つけないようにする」役割もしています
自宅につけば、セロハンの役目はしっかり果たされているというわけですね
また、これは アレンジメントや花鉢も 同じのため花束と同じように取ってあげてください
特に花鉢はセロハンやラッピングが付いていることで、どの程度の水が行き渡っているか分からなくなることもあります
それが原因で、根腐れを起こす場合も…
フラワーギフトをもらったら花束やアレンジメント、鉢物などのスタイルに関係なく、ラッピングは取ってしまうことがおすすめです
●飾る場所
直射日光、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう
チューリップに限らず、切り花はなるべく乾燥しない場所に飾ることがおすすめです
ちなみに、チューリップは温度によって花びらを、開いたり閉じたりさせる傾熱性という特徴があります
比較的に涼しい玄関と暖房で暖かいリビングに飾るのでは、開花の様子が異なるので、お部屋でチューリップを飾り比べてみるのも面白いかもしれませんね
つぼんでいる姿が可愛らしいという方は、少し涼しい場所で飾ってあげることがおすすめですよ
また、開花度合だけではなく、品種によって花瓶に飾っている状態でも成長するものや、お辞儀をするように垂れ下がっていくものもあります
飾っているうちに変化が楽しめることは、チューリップの良さでもあります
どこに飾ったとしても、チューリップの動きに注目してみてくださいね
●水の交換
花瓶の水は、なるべく毎日取り替えることがいいとされています
水を取り替えるついでに花瓶を洗って、常に花瓶自体を清潔に保つこともおすすめです
また、花瓶の水を交換する時に、行って欲しいことがもう1つ
水を吸っている切り口から約1センチ上を、斜めに切ってあげてください
水を吸いこむ部分を新鮮な状態に保ってあげると、より長くお花を楽しめるのです
ちなみに茎を斜めに切る理由は、水を吸いこむことのできる面積をなるべく広く取れるようにしています
チューリップに限らず、切り花の切り口は斜めになっていることが多いので、お花屋さんやプレゼントでもらった花束を見てみてくださいね
●花瓶に入れる水の量
花瓶に入れる水の量は、多く入れすぎないようにしましょう
水を多く入れすぎると、水に浸かっている茎の部分が多くなってしまいます
チューリップは他のお花に比べて茎が柔らかいため、水に浸かっていると腐ってしまうことがあります
茎を痛ませないためにも、必要以上に水は入れないようにしましょう
お花はきれいに咲いていても、茎が腐ってしまうと、長く飾っておくことが難しくなってしまいます
ただし、チューリップはたくさん水を吸う植物なので、水が少なすぎるのも注意が必要です
水が不足してしまっても、きれいな状態をお花は保てなくなってしまいます
少なすぎず、多すぎない水の量を心がけてください
また、水に浸かってしまう葉がある場合は、葉を取り除いてあげましょう
茎と同様に、葉も水に浸かっていると腐ってしまうことがあります
チューリップの葉は、他のお花よりも取り除くことが難しいことがあります
そんな時は、茎と葉の間にハサミなどを使って切れ込みを入れ、切れ込みに沿って手で葉をちぎってみてください
ちなみに、ハサミだけで葉を取り除こうとすると、茎を傷付けてしまうことがあります
また切れ込みを入れずに、手でもぎ取ろうとするのも、茎を余分に傷つけてしまうことがあるので注意が必要です
●元気がなくなってきたら
「飾っていたチューリップの元気がなくなってきてしまった」そんな時には、すぐに捨ててしまわないで、湯上げをしてみましょう
湯上げとは、切り口に熱湯を浸けることです
「植物に熱湯を⁉」と驚かれる方も多いと思いますが、この方法はチューリップにより水を吸わせてあげる方法の1つなのです
熱湯に切り口を浸けることによって導管(植物が水や養分を送るために使っている管)に入っている空気が温められ膨張し、外へ空気が出ていきます
空気が外に出ていき、なくなったことによってチューリップは水が吸いやすくなるわけです
そして熱湯から出してすぐに水へ浸けることによってチューリップは、茎に圧力がかかり花までしっかり水を吸い上げることができるのです
それでは、湯あげの方法を紹介します
用意するもの:鍋、新聞紙、セロハンテープ、バケツ(深い花瓶)
1. 熱湯とたっぷりの水を用意する
まず鍋に必要な分の熱湯と、花瓶かバケツにたっぷりと水を用意しておきます
2. チューリップの花を新聞紙で保護する
チューリップを湯上げしている時に熱い湯気がかからないよう、茎の先を10センチほど出し他の部分は新聞紙などで巻きます
新聞紙はきっちり巻いてセロテープなどで止めておくと、やりやすくなります
3. 切り口を熱湯につける
チューリップをしっかり包むことができたら、茎の切り口から4センチ程度まで熱湯につけます
浸けておく時間は10秒~20秒程度がおすすめです
あまり長く浸けておかないようにしてくださいね
熱湯に浸け終わったら、すぐに用意しておいた、たっぷりの水にチューリップを入れます
ちなみに、新聞紙は取らずに水へ浸けておきます
そのまま涼しい所で1時間程度、水に浸けてあげることで、チューリップはしっかり水を吸い上げることができるのです
少し手間かもしれませんが、ぐっと元気になることが多いので、ぜひ試してみてくださいね
最近は部屋に冷暖房があることもあり、意識しなくては季節を感じられなくなってきているように思います
そんな時、チューリップをはじめとした季節のお花を飾ることで、改めて「季節」を感じてみませんか
また、大切方にお花の贈り物で植物の癒しと、今の季節を感じてもらってはいかがでしょうか
それでは、
